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独りディナー
主人の親友から来た、CCメール
2018年11月14日
テーマ:一人暮らし
主人の、数少ない親友のスワヴェックから、CCでメールが来た。
ポーランドのスワヴェックが中心になって隔年に開催している国際学会の、仲間の一人であるイギリスのレイさんが、この11月に亡くなったのだという知らせであった。
その学会は、主にセントラル・ヨーロッパ、日本で言う旧東欧圏で開催されることが多かった。
バルト三国へ行くときは、ポーランド北東にある、スワヴェックの別荘から比較的近いので、別荘から車を連ねて出かけるのが常であった。
遠路はるばる出かけて行く私達夫婦を、いつも真っ先に別荘に泊めてくれたのだが、イギリスからのレイさんもそのお仲間であった。
いつも単身で参加するレイさんが、あるとき何かで「娘が・・」と家族の話をしたので、「奥様は、学会に同行されないのですか?」と訊いてみたことがあった。
その時に、「妻は亡くなって、親しい女友達がいるんだけど、彼女は仕事があるので・・。」と言う様な話であった。
でも、次にお会いしたときは、女性同伴だったので、もしかしたら、ちょっと考え直したのかも、等と一人で思ったりした。
後々、スワヴェックと夫人のハリーナが、レイさんのお宅を訪ねた話を聞いた。
お二人は、数件離れた家にそれぞれ住んで、自由と自立を保った関係なのだ、と言って居た。
リトアニアで会ったのが最後だったと思う。
その後は、主人も段々体調が悪くなってきて、海外までは足を伸ばせなくなって来たから・・。
今日の、スワヴェックのメールには、レイさんの夫人からのメールが添付されていた。
それによると、三月頃から体調を崩したけれど、治療の効果があって、夏にはギリシャのリゾート地で過ごせる程、回復していたとか。
しかし、旅先で悪化して、メディカルフライトで故郷に戻り、ひとつき以上も入院生活を送ったけれど、最後はホスピスで平和に過ごすことができた、と書かれてあった。
そして、彼女にとって何と言っても幸せなことは、この夏に二人は結婚したのだった。
11月の末に、葬儀をするけれど、メールを送ってくれればパスワードを知らせるので、葬儀の様子はウェッブを通じて、ご覧になれる様、調整しました、と書かれてあった。
スワヴェックが、そのCCのメンバーの中に、私のアドレスを入れてくれた配慮は、とても嬉しかった。
早速、彼と、レイさんの夫人に、お返事を書こうと思う。
でも、英語のメールは気が重くて、まずハードルの低いブログに書いて、気持ちを落ち着けている、気の小さい私なのだ。
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