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人生いろは坂

何かを得て何かを失う人生 

2018年09月20日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



 今回の引っ越しで私の生涯の引っ越しは終わりそうです。住み慣れた借家であった家を出て
熊本へ就職したときが初めての引っ越しで、転勤で熊本の社員寮からから倉敷の社員寮へ
引っ越したのが二回目、結婚して倉敷の社員寮から隣接する社宅へ引っ越したのが三回目、
そして一戸建ての家を建てて引っ越したのが四回目でした。

 それから40数年間、住み慣れた家を出て、今のマンションに移り住むことになりました。
大いなる決断でしたが、この機を逃せば再びチャンスは巡ってこないと思い、思い切って
引っ越すことにしました。5月頃のことでした。

 そう言えばピースボートという船で地球一周の旅をするための契約のサインをしたのも
十数年前の5月のことでした。この時も今回と同じように、さしたる決断をしたわけでもなく、
気が付けば船に乗っていたといった状況でした。

 どうやら人生とは、そのようなものらしいと言うことが分かりました。人生は、さしたる
思いがなくても行き着くところへ行くものだという気がしています。それは川の流れに似ている
ような気がします。川の水は途中でどんな障害物にぶつかろうとも必ず海へ流れ着きます。

 人生も同じように、どんなに抗(あらが)おうとも結局は、その人なりの人生を歩むように
なっているのかも知れません。有名人の人生なども、成るべくしてなっていると言うような
気がします。

 初めから人それぞれの人生は大方決まっているのかも知れません。しかし、決まってはいても、
どのような人生なのかは誰にも分かりません。分からないから思い悩み、喜び苦しみ、泣き笑い、
人生はバラエティに富んでいて面白いのかも知れません。

 さて、今はマンション住まい。得たものがあれば失ったものもたくさんあります。私は高層階に
住んでいるのでベランダからの展望は抜群です。瀬戸内海が一望の下にあります。小さく四国の
街並みが見えます。背後には四国連山が見えます。児島の中心市街地が一望の下にあります。
風がよく通ります。ベランダ側の窓と入口側のドアや窓を開けておくと風が吹き抜けて行きます。

 その代わり以前の家のように自然を感じる事はあまりありません。小鳥たちの騒がしく鳴き
交わす声も虫が奏でる音も季節の移り変わりを知らせてくれる花や花が発する匂いも感じられません。
私は何かを得て何かを失ったようです。天は二物を与えずと言いますが、こう言うことなのかも
知れません。

 セキュリティは抜群です。ドア一つ締めれば安全は確保されます。心配なのは昨今の天災です。
風当たりの強い南側の窓は大きなガラス窓です。先の台風の時も大きく湾曲するのが良く分かりました。
そして何より怖いのは停電になった時です。エレベータが使えなくなると全てのことがお手上げに
なります。そうならないことを祈るばかりです。そのためには何らかの対策を講じておくべきかも
知れません。

 ともあれ移り住んで半年も過ぎてはいません。この先どんなことが起きるやら。まだまだ先には
色んなことがありそうです。私たちは誠に不安定な時代に生きています。どんな時代にも何かが
あるのが人の世なのであって当たり前なのかも知れません。また色んなことを経験できるのが現世
というものかも知れません。

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