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レッスンの楽しみ 

2018年08月25日 ナビトモブログ記事
テーマ:シニアライフ

昨日は、久々のマダムレッスン日であった。

大体、月に一度の頻度なので、マダムの方も練習を重ねて居るから、こちらも数日前から予習に入る。

自分がレパートリーにしている曲なら、当日確認する程度に弾いておけば良いけれど、問題は弾いたことのない曲である。


今回は、ショパンのワルツが、私には未経験曲であった。

指使いは、基本的には楽譜に書かれているけれど、それでも自分に向いている指は他にあるかもしれない。

それ以上に、どんな風に指や腕を使うか。


初めての曲を練習する場合、最初は暗中模索で弾き始める。

長年の経験を下敷きにして、この音型では、この指の形で、脱力の場所は、ポジションを替えるこのタイミングで、等など基本的な技術は勿論ある。


学生時代、毎週のレッスンを目的にして練習を重ね、一応仕上げれば、次に又新しい曲を始める、といった修業時代は、主にその範疇で通り過ぎて行った。


だが、その中でも本番の為に練習した曲は、ちょっと違う。


準備の期間が長いこともあるけれど、自分にとっての最適の弾き方と思われる方法が、練習を重ねていくうちに少しずつ変化していくのだ。

だから、本番のために練習を重ねた曲、というのは様々な経験を経ているので、いざ教えようと思うと、アドバイス用の引き出しにはあれやこれやと、ガラクタも含めて、持分が一杯溜まっている。


そういった曲は、レッスンしていても楽しいし、気持ちにもゆとりがある。

ちょっときついのは、生徒達が課題曲として皆同じ曲を弾くときだ。


最初の生徒のレッスンは新鮮だから、言葉も色々出てくるし、アイデアも浮かびやすい。

二人目、三人目となると、こちらにとっては中々の重責である。



今は、個人レッスンだから、その人に集中すれば良いので、ハッピーである。

最近気に入って、良く弾いているブラームスの小品も、レッスン曲の中に入っていた。


最近は、マダムが送り迎えしてくれて、彼方のお宅でレッスンする事が多い。

其処のお宅には、マダムが私とのレッスンを始めてから、一緒に掛川のヤマハピアノの本社へ選定に行って購入した、グランドピアノが置いてある。


ピアノの譜面台には、ブラームスの楽譜が乗っていたので、マダムがお茶の用意をしてくれている間、ちょっと私は弾き始めてみた。

えっ?

余りにも、我が家のスタインウェイのタッチと異なる事に、一瞬驚いてしまったのだ。


やはり、色んな楽器を弾いてみるものだ。

ヤマハピアノに向いている曲。

そして、スタインウェイに向いている曲や、ベーゼンドルファーとかプレイエル等個性の強いピアノに向いている曲。

久しぶりに、色々考えさせられた。

スタインウェイが、オールマイティであるが故に如何に人気があるか。



暫く家に籠もっていて、思考の方向がちょっと偏向していたことにも気付かされた、楽しいレッスンであった。



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