ほっこり

金の斧、銀の斧 

2018年08月14日 ナビトモブログ記事
テーマ:小咄

残暑がまた厳しくなってきました
盛夏に逆戻りしたような感じです

よく食べ、よく歩き、よく寝ているので
体調はほぼ完璧です
毎食30分後の散歩は欠かさずしています
汗をかいたら即シャワー
仕事復帰に向けて体を鍛える毎日

暑さでいかれた脳みそで少しの小話考えてみました
非公開で少しずつ書き溜めています
毎度の駄作ですがお付き合いください




○ 金のおの、銀のおの〜原作


@ きこりの男がある娘と森の中を散策していた
相思相愛である

きこり「ボクの可愛い子猫ちゃ〜ん」

娘「ま〜、子猫ちゃんだなんて、アタシってそんなに可愛いの、嬉しい」

きこり「手をつなごう!くすっぐちゃうぞ〜愛のねこじゃらしだぞ〜」

娘「いやだ〜、恥ずかしい〜猫パンチするよ!」

きこり「まいった〜ははは」

(※キモイ!会話〜筆者・注)

・・・などと楽しげに会話が弾んでいたのだが

沼に差し掛かった時
はしゃぎ過ぎて、うっかり
娘は足を滑らせて沼の中へドポ〜ン!と
落ちてしまった

「大変だ!水の中に沈んでしまった。ここは底なし沼だぞ」

あたふたしていると、沼の神様が現れた

きこりは神様に事情を話した(内容省略)

すると神様は沼の中に消え、しばらくして
金髪の水着美女と一緒に姿を現した

「この娘さんがお前の恋人かい?」
「いいえ、もっとスタイルが悪いです、ズン胴です」

神様はまたスウッと消え、次は銀髪で煌びやかな衣装の娘を連れて現れた〜きゃりーぱみゅぱみゅ風

「この娘さんかい?」
「いいえ、黒髪で鼻がつぶれて、もっともっとヘチャです、ブサイクです」

神様は次にやっと彼女を連れて現れた

「神様、その娘が私の彼女です」

「お前は正直者じゃ!褒美として金髪と銀髪の娘もお前に与えよう〜ほな、さいなら、お幸せにぃ〜」

神様は水の中へと消えた・・・

後に残されたきこりと女三人

娘「聞いていたわよ!ズン胴で鼻がつぶれてヘチャでブサイクだって、よく言ってくれたわねぇ〜子猫ちゃんじゃなかったの!?返事は?」

きこり「・・・」

この後の修羅場は皆様のご想像にお任せ致します
コメント欄への書き込みもOK!です^^



A 東山三十六峰、草木も静かに眠る丑三つ時
ここは京の三条河原、三条大橋の下、鴨川の岸辺
暗雲漂う幕末の頃

三人の武士を前にして神様は困っていた

手には小さな金の斧を持って河の上で悩んでいた
その斧には菊の御紋が入っている

三人共、それは自分の物だと言い張るのだ

それぞれ、このご時勢身分を明かさぬ
実は桑名藩、会津藩、土佐藩の者達であった

神様「最後の質問じゃよ。葵が好きか?それとも菊が好きか答えよ」

一人目「もちろん葵が好きに決まっています」
二人目「先祖代々葵一筋です」
三人目「葵はもう終わりです。これからは菊の時代」

神様「よし!わかったぞ」

と言うなり三人目の武士に金の斧を渡した

三人目は土佐藩士だった

何故、金の斧は土佐藩士の物かって?

だって、土佐藩士は「勤皇の志士」

神様は「キンノオノシシ」※2と閃いた

神様は謎が解けて満足げに河の中に消えました

その後、2対1の斬り合いが起こったのは言うまでもない

金の斧は天子様への献上品だったのです
土佐藩士は追われている最中、河に投げ入れていたのでした

さて、この時颯爽と助太刀に加わったのが

ご存じ、鞍馬天狗でした・・・完


※ちなみに京都所司代〜桑名藩、京都守護職〜会津藩
※2 「金の斧志士」〜注釈付きの落ちで今一つ、残念!


B 幼い子供が沼に小さな斧を投げ入れた

神様が金の斧を持って現れた〜と、その時

大きなクマが飛び掛って神様を羽交い絞めにした

幼子は神様から金の斧を奪うとクマに跨って山へと消えて行った〜その子は金の文字入り涎掛けをして、大きなマサカリをかついでいたのでした

神様「あれが今噂のクマに乗った子供強盗か〜」

後の坂田金時、その人であった


原作からかなりかけ離れたパロディーになってしまいました〜



○ 鞍馬天狗/東寺の決闘 2:47
https://www.youtube.com/watch?v=rFnjTwoPsvM
懐かしの嵐寛寿郎、月形龍之介



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金の斧

ぼてふりさん

月あかりさんへ

このパロディー、以前書いた時はきこりが沼の中に入れ歯を落とした話でした

月あかりさんのように
美しい詩が書けたらいいのですが
その方面の才能が無いので
このようなお話ばかりになってしまいます

どこかに願望も入りこんでいるでしょうね

かなわぬ夢の多いこと・・(ため息)

2018/08/14 17:45:04

金の斧3部作

月あかりさん

神様から、力づくで斧を奪った子供強盗は
さらに名をあげました。

現代の常識は非常識であったであろうこの時代。

強い盗人はヒーローですし、土佐藩士と切り結んだ
お二方も金の斧を奪う事ができたら、これまた
お手柄ですね。

〜は、気のせいでしょうか?
ぼてふりさんの願望が色濃く反映されているようなので、藁の家でもレンガの家でも見世物小屋でもお好きに建ててください(笑)


懐かしさが蘇るお話でした。

2018/08/14 17:15:19

悠々蘭々さんへ

ぼてふりさん

猛暑の中、散歩しながら考えた話でした・ははは

阿呆ですわ!もっと他に考えることあるやろ〜う!
ホンマにその通りなんですよ

将来のボケ防止の為と思って時々書いています
硬軟合わせて己の器の範囲内の事を細々と書き留めたいと思います

2018/08/14 09:09:31

う〜ん

悠々蘭々さん

おもろい!
でも、この暑い中に想像するってそれは無理でっせ。

正直な話、そんな能力は有りません。(笑)

2018/08/14 08:10:39

感謝致します

ぼてふりさん

アダージョさんへ

今回の駄作3部作にコメント頂きほっとしました

〜 なる程4人仲良くですね
へちゃと言った彼女にはワラの家、ぱみゅぱみゅ風の娘には木の家、金髪の娘にはコンクリート製の家を建てて、気ままに通って暮した・・なんてのもどうでしょうか?

〜 鞍馬天狗の大活劇ですか・・面白そうです!
鞍馬天狗は新撰組(幕府方)とチャンバラしてましたね〜

〜 金太郎が行く鬼が島〜お腰につけたのはきび団子ではなく生八つ橋でしょうね!
坂田金時は酒呑童子退治したから鬼退治もありですね〜

ヒントを頂くと想像が広がります

ありがとうございました

2018/08/14 07:19:47

う〜ん困った

アダージョさん

ぼてふりさん

さっきからパソコンの前で 唸りっぱなし。
芥川賞の小説に書評を書け と難問を投げかけられた心境。
私の頭では手に負えません。
皆さんがどんなコメントを されるか?待ちます。

私の推測では
〜話は きこりの性格と精力にほれ込み 4人で幸せに暮らした。

〜話は 鞍馬天狗が斧を奪い逃げ 自ら大政奉還を切り開き 斧は朝廷に献上した。

〜話は その斧を持って鬼が嶋へ 膨大な宝物を持ち帰り 不要になった斧は 沼に投げ返した。

2018/08/14 06:42:28

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