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独りディナー
名古屋に着いた日
2018年05月23日
テーマ:思い出すままに
秋に予定しているスペイン旅行に備えて、今朝は家の周りを歩いてみた。
我が家は、名古屋大学の広いキャンパスの一角に隣接している。
14年前、名古屋に転居してきた際には、官舎に一年間住んだ。
最初の年は、よく歩いた。
珍しい、という事もあったし、名古屋大学のキャンパスが、まるで森のようで、毎日歩いても飽きることがなかった。
その官舎も、キャンパスに隣接していて、名古屋に友達がまだ居なかった私は、毎週曜日を決めて、主人とお昼ご飯を一緒に食べる事にしていた。
其処は学内にある食堂で、教員達が来客などを案内する場所らしかった。
官舎のすぐ前に、小さな通り抜けの入り口があった。
木の生い茂る坂道に長い階段があって、其処が主人の通勤路だった。
私も、週に一度、其処から下へ降りていったものだ。
レストランの前で待っていると、ちょっと離れた自室から歩いてやってくる主人の姿が見えた。
いつも、わくわくした。
食事を終えて主人と別れると、私は遠回りをして、ゆっくりお散歩をしたものだ。
こんもりとした木々の間をぬける一本道は、学生さん達がポツンポツンと歩いているくらいで、其処は別世界のようであった。
一瞬、此処は何処? の世界に陥るほどだった。
西洋志向の強い私は、どこか異国の大学のキャンパスを歩いている様な気分にもなった。
主人が、名古屋へ転勤が決まった春、私は初めて名古屋へ来てみた。
大学から送られてきた、いくつかの官舎のリストと、地図を持って。
最初に訪れた場所は、官舎そのものは住みよさそうだったけれど、工業地帯の様な場所で、アクセスも余り良くなかった。
お昼ご飯を食べたレストランで、次の場所の最寄り駅を訊くと、実に親切に教えてくれた。
その町の印象は、出会う人によるものだ。
すっかり良い気分に包まれて、地下鉄に乗り、「名古屋大学前」という駅で降りた。
その駅は、大学の構内を真っ二つに切り開いた様な、広い道にあった。
道の前方には、広い前庭の向こうに豊田講堂と呼ばれる、現代風の大きな建物が見えた。
後方にも、ゆったりとした広場があって、その後ろには図書館風の建物が見えた。
これから見に行く官舎は、その道にそって歩いた角を曲がれば、小さな神社のすぐ横に有るはずだった。
私には、その辺の歩道を、ポンチョを羽織って歩いている自分の姿が見えるようだった。
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