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独りディナー
王道は勧めない
2018年04月02日
テーマ:シニアライフ
一昨日あたりから、登録外の電話番号が、固定電話と、スマホの両方に何度か掛かってくる。
私は、固定はまず出ないし、スマホはピアノを弾いていて聞こえなかったのだけれど。
昨夜も、又して固定電話が鳴ったので、諦めて受話器をとった。
それは意外にも、4月から東京の大学に入学した、生徒からだった。
未登録の番号だったのは、大学生になってスマホを新しくしたのかも知れない。
「語学の選択の事なんですけど・・」
ちょっと、驚いた。
寮では、地元の先生に相談する、と言うのが流行なのだろうか。
「ドイツ語とフランス語とイタリア語があって、どれを選ぼうかと悩んでるんです」
悩むのが好きな子ではあった。
入試の際にも、志望校に合格したのに、いわゆる滑り止めで受けた地元の大学で、先生からラブコールがあったらしく、随分どちらに行こうか悩み続けて、周りを悩ませた位だったから・・。
「ソルフェージュの先生にも連絡したら、それはピアノ科はドイツ語でしょ、と言われたんですけれど」
「あなたは、その三つの国何処かで、いつか勉強したいと思ってる?」と私は、まず訊いた。
「・・・」
「私の場合は、何十年も前だけど、いずれドイツ語圏で勉強したいと思ったから、ドイツ語を選択したんだけれど」
「・・・」
「でも、ずっと後になって、色んな人の話を聞くと、皆が余り選ばない語学を選択すると、思いがけない出会いがあった、と言う話がよくあるわね。
例えばドイツ語を選べば、大半ピアノ科でしょうけれど、もしイタリア語を選んだら声楽科の人が大半でしょうね。
あなたがもし、声楽の人と組んで伴奏をしたいと思ったら良い出会いがあるかも知れないし、声楽の人はピアノと違って面白い人が多いわよ。楽天的というか、ノー天気というか・・」
「・・・」
「あっ、聞こえてる?」
「はい・・・」
「ますます、混乱させてしまったかしら。でも、ちょっと違った選択すると、やはり違った選択をした人と、お仲間になれる、という可能性があるから」
「・・・」
最後まで、それは悩みの電話だった。
自分で決められない、というのはよくわかる。
でも私に要求されてるのは、相談されたときの対応だ。
王道は勧めない。
これが最低限、人生の先輩として言えることではないだろうか。
気楽な先輩、ではあるが。
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Reiさん
コメントありがとうございました。
選択肢がある、という自由の有難みが、中々わからないのかしらね。
その自由をもてあましてしまう若者が多い、と言う事なのかしら。
助言した方は、かえって後まで引きずってしまいます(笑)。
2018/04/03 06:48:31
色々な選択肢
シシーさんが王道を勧めなかったのは、正解だと思います。
世の中、色んな選択肢があって、出会いはどこに転がっているかわからないのですから…。
私もパッチワークに出会ったのは、友人に無理やり誘われたのがきっかけです(^_^;)
2018/04/02 14:22:47
吾喰楽さん
語学は確実に、向き不向きがあると思います。
主に会話のことですが。
私は、残念ながら不向きのようで、随分勉強した時期もありましたが、身につきませんでした。
近くの大学のエクステンションに申し込んだので、演奏会が終わった頃から、少し英会話を勉強しようと思っています。
2018/04/02 13:35:04
師匠!
>素人には、知らない世界を、垣間見られる楽しみがあり……
知らない世界でしたか。
自分の常識が、本当に狭い社会の中のことだったのだ、とつくづく気づかされました。
多分、ピアノ科の学生はドイツ語を選択して、声楽科の学生がイタリア語を選ぶ、というくだりでしょうね。
高校の頃まで、ピアノ科を目指す者は主にベートーヴェンやモーツァルトを勉強するし、声楽を目指す者はイタリア歌曲を気持ちよく歌う、と言うのが常識だと思ってました。
そんな常識、誰も知らないですよね・・(笑)
2018/04/02 13:30:57
ドイツ語
こんにちは。
私は英語に似ているからと、不純な理由でドイツ語を選びました。
何とか単位は取りましたが、今では全く分かりません。
もっとも、英語も碌に分かりませんが。
結局、語学は使わないと駄目ですね。
2018/04/02 11:04:33
その言やよし
そこに、シシーマニアさんの見識が、というより、哲学が、凝縮されているようです。
いい文ですね。
素人には、知らない世界を、垣間見られる楽しみがあり……
こういう文を読むと、SNSもまんざらではないなぁと、思わされます。
2018/04/02 09:28:31