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独りディナー
市内の桜を通り抜けて・・
2018年03月30日
テーマ:思い出すままに
昨年の桜は、一週間位遅かったと思う。
体力の落ちてきた主人に、主治医の先生は「桜は見ましょう」と、前年から仰っていた。
でも、暮れも押し迫った頃に緊急入院したときは、「もう家には帰れませんが・・」と言われていたのだった。
生活の中の季節感を大切になさる先生は、少し我慢して正月は家で迎えた方が、と思われたようだった。
だが、既に年は越せないかも知れない、とも言われていたし、主人は安心できる病院に居る方を選んだのだった。
ところが、思いがけず体力が回復してきて、20日間くらい経つと、何とか退院して家に戻ってこられたのは、嬉しい驚きだった。
只、退院してからは、一見普通に生活していたけれど、パジャマを脱ぐことはなかった。
殆どの時間は、リビングで生活していたけれど、いつでも横になれる態勢を整えていたらしい。
食事は、「運動していないのだから」といって量は少なめだったけれど、私とほぼ同じものを食べて、ビールやワインなども飲んでいた。
時に、体調の悪い日もあったけれど、穏やかに時は過ぎていった。
4月5日は、主人が理事をしている学園の入学式であった。
主人は、最後の勤めだと思ったのだろう。
何とか、式に出席している間、事なきを得るように、多めにレスキューと呼ばれる痛み止めの頓服薬を飲んで、一週間くらい前から調整を始めた。
当日は、実によく晴れた日であった。
何かあった場合に備えて、学園の近くまで私も同行した。
市内の東側にある我が家から、西側にある学園まで、小一時間。
桜の咲き誇った市内を、まるで遊覧のように車は走った。
無口な主人は何も言わないけれど、これが見納めだと言うことは、二人とも勿論わかっていた。
お城のお堀端に栄える、それはそれは豪奢な桜を見ながら。
私らしくもなく、何故か感謝の念がわき起こってきたのだ。
今日まで、何とか頑張った主人に。
桜は見ましょう、と勇気づけて下さった先生に。
そして、病気のことを知りながら、来賓として迎えてくれている学園に。
私にとってもその時がきっと、お花見として、ある意味見納めだったのだと思う。
それは、抱えきれない程のお花見をした気分であったから・・。
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Reiさん
コメントありがとうございます。
今年の桜も綺麗ですね。
幸か不幸か、今年は忙しくてお花見という事はしていませんが、道を歩いているだけでお花見気分が味わえます。
優しいお心使い、ありがとうございました。
2018/04/01 19:54:24
お花見
昨年は、ご主人とのお花見だったのですね。
毎年桜は咲きますが、時期も多少違いますし、その年によって、思いは違いますね。
シシーさんにとって、今年の桜も美しく見えますように…
2018/03/31 09:41:46