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敏洋’s 昭和の恋物語り

ごめんね…… (八) 

2018年01月29日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



「はいはい。いよいよお次は、この一座のスターさんだよ。
〇〇山という霊山にて生息していたこのへび女を…」

 網の下をくぐり抜けようとする男の子を、手慣れた仕草で制した。

「はい、お坊ちゃん。この綱から入らないようにね。
生きたへびでございます。どんな悪さをせぬとも限りません。
どうぞ、この綱からお入りになりませんよう。
さあ、いよいよ可哀相なへび女の登場です。
拍手はいりませんよ、人間に慣れておりません。
何せ人里離れた、深ーい山中で育った可哀相な娘でございます。
ほんとにねえ、可哀相な娘でございます」

何度も何度も可哀相だと繰り返し、大きく手を広げて綱から入らせぬようにしていた。

「さあて、それではご登場願いましょう。
どうぞ、くれぐれも拍手はなしで声もお出しにならぬよう、お願いいたしまーす。
さあ、はいはい、お待ちどおさま。へび女でございます。
首に巻いたへびが、嫌がっております。
食べられることを知っておりますへびが、暴れております」

 口の周りを真っ赤にした女が現れた折には、悲鳴にも似た声が、そこかしこから起こった。
私と友人もまた、思わず身構えてしまった。

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