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同じ岸辺で 

2017年07月08日 ナビトモブログ記事
テーマ:シニアライフ

昨日は、「家族はつらいよ2」を見に行った。

笑いに行こう、と思って、笑って帰ってきた。


パート1を見た者は、既にこの家族に対して親近感があるので、安心してみていられるのだと思う。

テレビドラマの、後編の様な感じだ。

いくらドタバタになっても、見る方も一緒に笑えるゆとりがある、といおうか。


そして、今回は橋爪功が、俄然良かった。

あの大げさな演技に、余裕が感じられた。

主役を張っているという、自信なのだろうか・・。

パート1では、どこか自意識が感じられて鼻についたけれど・・。



昨日が最終日だったこの映画は、早朝8時50分上映開始で、私は久々に8時台の地下鉄に乗った。

女性専用車に乗ったのだが、その時間はまだまだ、通勤とおぼしき女性達で、車内はいっぱいだった。


暇なシニアが乗る様な時間帯ではない、とつくづく反省した。

病院通いでもするならともかく、遊びに行くシニアが乗る電車では無い。


まあ、映画が終われば反省も何処へやら、何時もの様にシネマ割引というサービスのある、お鮨屋さんへ。


半券を見せればドリンク一杯がサービスというそのお店で、私はいつもビールを頼むのだ。


その後は、適当にデパート巡りをして、帰りは一つ手前の駅で降りてスーパーへ寄り、そこからバスで帰宅する。


市営地下鉄と市バス、乗り放題の敬老パスを持って居るからこその、贅沢である。


スーパーに居るときは、あれも作ろう、これも又、と色々買い物をしてしまうのだけど、帰ってきてちょっと昼寝をすると、作ろうという意欲が消え失せている。


主人と共同生活をしていた時は、夕食の支度の為の活力造りで、昼寝をしていた筈なのに・・。

今は、昼寝で士気がすっかり下がってしまう。



昨日はそれでも、「えぃや!」とかけ声をかけて、買ってきたトウモロコシで、久々に天ぷらを作った。

それと、スーパーで買ったイカのリングフライ。


イカは何故か、自分で調理をすると、後でじんましんが出てくるので、作るのは止めているのだが。

食べるだけなら大丈夫なので、お総菜コーナで見かけると、素通りできない。

これは、ギリシャとか、スペイン・ポルトガルなど、南ヨーロッパでよく食べた思い出のお料理によく似ている。


天ぷら風で、あっさりしていて、塩味にレモンを搾って食べる、カラマーリ。

物価の安い場所では、大皿に山盛りのせられて出てくるので、果てしなく続くおつまみと共に、ワインのグラスを傾ける。


毎日の生活に、お酒というお供が、あるか否か。

これは、飲む人と、飲まない人とでは、対岸のように発想が違うだろう。


主人とは、余り共通の趣味は無かったけれど、毎日の生活を(夕食を・・)同じ岸辺で過ごせたのは、この上ない幸せだったと思う。



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対岸とは、天と地かも知れませんね

シシーマニアさん

それぞれなので、干渉は出来ませんが、価値観は違うでしょうね。

私にとっても、お酒は「欠くべからざる」と言えます。
毎晩、夕食を作るときは、勿論前提です。
ビールにしろ、ワインの赤か白にしろ、今日は何を飲もうかと言うところから、スタートです。

夏などは、夕食の時間が待ち遠しい位ですが、外食以外は、昼から飲むのは自制しています。
キッチンドランカーになりかねませんから・・。
まあ、この年になったら、そんなことも無いでしょうけれど。

これからは、一人で味わう生活なので、工夫がいりますね。

ここのところ、夕食時にはジャズのCDを掛けたりしています。

そのうち、独り飲みの達人になるかも・・。
余り、ぞっとしませんね。

落ち着いたら、ナビ友さん達一緒にグラスを傾ける日を、楽しみにしていますので、宜しく。

2017/07/08 19:37:03

幸せでしたね

パトラッシュさん

> 飲む人と、飲まない人とでは、対岸のように発想が違うだろう。

同感です。
ついでに、本日の貴女のブログから、こんな短歌を思い出しました。

カツサンド ほおばる口を 見られいて 対岸の火事 此岸の食事  
 佐々木幸綱

昭和四十年代、ベトナム戦争が、終わりかけた頃の歌で、
当事者と傍観者の、甚だしい隔たりを詠んだものです。
(当事者でないことへの、多少の後ろめたさを感じつつでしょう)

此岸の者同士の気安さは、確かにあります。
(カツサンドは、その象徴です)
(当然に、カラマーリでも良いわけでして)
酒がそこで果たす役割は、かなり大きなものがあります。
「欠くべからざる」とさえ、言えなくもありません。
私の人生から、もし酒を除外したとすると、
それは、かなりさびしい光景になります。

シシーマニアさんが、ご主人と過ごした時間の中に、
ワインでもいい、ビールでもいい、お酒があって、
どんなにその時間が、豊かになったことか……
ということを、同じ岸に居る者の一人として、想像し、
慶賀し、追福する次第です。

2017/07/08 13:36:18

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