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8月25日 自然愛好友の会オフ 丹沢 栗ノ木洞・櫟山(2/3)  

2016年11月27日 ナビトモブログ記事
テーマ:自然探訪

 11時51分、二股に到着。四十八瀬川の支流、勘七の沢の出会いだ。車が渡る橋はなく、登山者用には5本の丸太を並べて、横板で接続した橋があるが、かなり傾いてしまっていて、少々危なっかしい感じだった。渡ったところで、休憩し時間も時間だったので、軽く食事を摂ることにした。日差しが出てきていたので、日陰で川原の石に腰を下ろした。この勘七の沢は20代の頃、沢登りをしたことがある。沢を詰めると大倉尾根の花立山荘の付近に出る。20分弱で、出発した。道は四十八瀬川の流れに近付き、幾つかの砂防ダムを眺めながら進む。mariji3さんから、れんげしょうまさんの携帯に「今、どこ?」のメールがあったが、すぐには返信が電波事情でできなかったようだ。12時30分、四十八瀬川本谷を渡る。さらに10分、林道の終点のミズヒの沢に着いた。指導標には大倉まで5.2kmと記されていた。

 ここからミズヒの沢を渡って、後沢乗越への登りが始まる。最初は沢筋で砂防堤を越えて沢から、杉の疎林ど明るい斜面に出る。登山道はさほど急ではないが、やはり林道歩きよりきつい。15分ほどで、今度は急な山肌をトラバースしながらの登りに変わる。そして最後のジグザグを登り、1時9分、後沢乗越に到着した。mariji3さんに電話を入れると、「今、鍋割山を後沢乗越に向けて下っている最中」とのことだった。後沢乗越から鍋割山は急な尾根道になっているが、これから向かう栗ノ木洞へ続く尾根は、ちょっと痩せ尾根の感じだがしばらくは緩やかだ。栗ノ木洞への急登に備え、1時26分、地形図で832mの標高が示されている小広い尾根のコブのところで、小休止にした。腰を下ろして間もなく、mariji3さんがやってきた。

 5分あまりの休憩で、4人になって出発。高差にして20mほど下ると、栗ノ木洞への高差100mの登りになる。急登で足場の悪い部分も多く、ややもするとずり下がってしまいそうな道だ。道端ではヤマホトトギスの花が見られた。15分ほどの急登の後、傾斜が徐々に緩くなる。山頂の少し手前で北西側の展望があった。雨山の稜線越しに、檜洞丸(1601m)が見える。一昨年の9月下旬に単独行で訪れたときには、開けた斜面一面にテンニンソウの白い花が咲いていたが、この季節は花はない。1時55分、栗ノ木洞(908m)の山頂に到着した。今日の行程の最高地点になる。山頂は檜の植林に覆われ、全く展望はなく、頂上付近は緩やかなので指導標が無ければ山頂かどうかも分からないような場所だ。この山頂から20分下ったところに櫟山(くぬぎやま)810mがある。その頂は草原になっていて、秦野市側の展望が良いことは分かっていたので、山頂標識を撮影しただけで、通過した。櫟山とは100m近くの高度差があるが、後沢乗越側とは違い急坂ではない。

 2時9分、櫟山に到着。緩やかな頂きは、ススキと様々な種類の樹木が点在し、その間の地面はヤマカモジグサで覆われ、背の高い芝生といった印象になっている。期待した通り、南東側の秦野市側の展望は見事だった。人家や工場の大きな屋根が立ち並ぶ秦野市街の盆地の先には、相模湾岸の平塚の市街も見え、霞んではいるが相模湾に伸びる三浦半島も見えた。空気が澄んでいる時期ならは伊豆大島も視界に入るはずだが、8月の午後ではそこまでは見通せない。櫟山の西側は木立で望めない。シートを広げて、休憩にした。二股で軽く食事を摂ってきたが、ここでも食事にした。mariji3さんが、熱いコーヒーを振る舞ってくれた。

 3時3分下山に掛かる。始めは急な尾根だが、ジグザグに道が切られているので、足元が不安な箇所は殆どない。先日の台風の影響で、緑色の葉の付いた小枝が結構落ちていた。1箇所、尾根を西に巻いてから折り返す箇所に登山道と紛らわしい踏み跡があった。先頭が入り掛けたが、直ぐ気づいたので大丈夫だった。尾根に戻ったところに、「展望地へ約15分」の指導標がある。1昨年に訪れた時、行ってみたが道は荒れていて、肝心の展望地もどこのことか分からないような具合だった。「多分、三ノ塔などの表丹沢の眺めが良い」ということだったのだろう。櫟山の秦野市側は、表丹沢県民の森という森林公園で、多くの歩道が作られ指導標も多いのだが、公園としての維持管理が滞っていて荒れ気味になっている。そんなで、今回はパスした。
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写真は、「二股、勘七の沢の丸木橋」と「櫟山からの眺望」



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