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5月22日 自然愛好友の会オフ 菊花山〜御前山(3/4)  

2016年07月17日 ナビトモブログ記事
テーマ:自然探訪

[御前山〜猿橋駅]
 御前山の断崖で眺めの開けた、南から南東側には九鬼山(970m)から高畑山(981m)、倉岳山(990m)に連なる尾根が見え、山懐には大月市の小沢川沿いに点在する集落が幾つか見られる。岩場の東端まで行くと、中央線の鳥沢駅周辺の町並みと桂川の河岸段丘の崖、中央道の鳥沢地区と談合坂SAの間にある3つ並んだトンネルの抗口、奥には上野原市の町並みの一部が見え、空との間は陣馬山から小仏城山に掛けての東京都と神奈川県の境界尾根が連なっているのが見えた。いずれの眺めも、空気が乾いているので多少の霞はあるが、スッキリ見事だった。
 1時55分、御前山山頂を後にした。一旦、北肩を越える縦走路に引き返し、地形図に673.8mの標高が示されている神楽山への尾根に向かう。御前山から猿橋町殿上に下る道は、地形図には示されていない。尾根道ではあるが、いきなり高差80mの急降下だった。御前山から馬立山の方は極端なアップダウンは無いが、里から直接御前山に向かうと猿橋からのルートも駒橋からのルートも急峻な道だ。露岩の多い尾根を慎重に下る。その急降下が終わると神楽山の肩までは、緩やかな尾根になっていた。2時19分、少し登り返して神楽山山頂に向かう道と殿上への下山路の分岐に到着した。山頂までの距離は100m足らず20m余の上りなので、山頂往復は苦ではないのだが、先の御前山に勝る展望は期待できないこともあって、パスすることにした。三角点は御前山には無いが神楽山には存在していた。
 神楽山分岐の場所の標高は650m余、麓の殿上地区は330m余、標高差320mの下りだ。水平距離は950m程だから平均斜度は20度になる。部分的には30度を超す急斜面も多かった。尾根道の樹間からは、猿橋地区の山の上、標高440mから450mに開かれた桂台の住宅地が時折望める。始めは見下ろす角度だったのが、目線の高さになり、やがては台地の縁だけが見えるようになった。登山道は、殿上地区の国道20号線から桂台に上る車道の中間地点に出るが、その少し前で尾根を辿っていた道は、浅い沢に回り込んでいた。杉の植林の沢で、林床には多くの羊歯が茂っていた。一旦、沢に下った道は斜面を巻いて再び尾根に出、階段道で車道に出た。3時13分だった。車道に出た場所には、道を開いた際に法面保護に植栽したのものかイタチハギが群生し、褐色の花穂を付けていた。麓の殿上集落までは新しい車道に沿うように畑地の縁に旧道があり、それを下った。車道にはヤマボウシが並木として植えられていて、白い花が咲いているのが見えた。
 3時22分、国道20号線の手前の殿上の集落に下り切った。この後、日本三大奇矯の一つ、猿橋に立ち寄る予定だったので国道には出ず、中央線と桂台の台地の山裾の間の道に向かった。猿橋駅の南口までは住宅地の中の道だ。5分ほどで、猿橋駅の南口へ行く道の交差点に着いた。猿橋駅の逆側は桂台の住宅地に上がるエレベータ駅の駅舎があった。桂台との間は、シャトル桂台という磁石ベルト式の新交通システムが2001年に設置されていたが、トラブルが多発し、2006年末に運行を休止して再開されること無く撤去され、代替手段として2011年の秋にエレベータが完成したのだそうだ。新交通システムの跡は緑の山肌に戻っているが、大きい樹木が無いためそれと分かる。ここで、「猿橋は何度も見ているので…」というヒロピイさんは猿橋駅に向かい、別れを告げた。
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写真は御前山からの眺め
「高畑山・倉岳山方面」と「鳥沢駅方面」



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