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5月22日 自然愛好友の会オフ 菊花山〜御前山(2/4)  

2016年07月16日 ナビトモブログ記事
テーマ:自然探訪

[菊花山から御前山へ]
 この展望スポットから菊花山山頂までは痩せ尾根が続く。少し行くと、大月駅構内からも良く見える桂川を挟んで聳え立つ岩山の岩殿山が見えた。岩殿山は634mなので、その山頂とほぼ同じ高さからの眺めだ。岩殿山のバックは権現山から佐野峠付近の尾根らしい。また、富士山がスッキリ見える場所があった。北東側なので山頂近くはまだ真っ白だ。富士山の正面は吉田大沢のようだ。手前にはいくつもの低山が折り重なって見える。やや霞んで青空に溶け込みそうな富士山から青色のフィルターが少しずつ薄れて緑の樹木がはっきり分かる近くの山までの段階変化が面白い。下方には谷を横切る中央リニア実験線の防音壁に囲まれた高架橋が見えていた。富士山スポットから2分。今度は直下の大月市の市街地が見下ろせるスポットがあった。水平距離はほぼ500mだが高差は270mを上回り、高度感がある。
 大月市街地を見下ろした場所は菊花山の山頂寸前だった。11時9分、643.6mの四等三角点が設置された山頂に着く。途中で、自分達を追い越して行った10人ほどのパーテイーが休んでいた。そう広くない山頂。写真を撮っただけで通過する。菊花山の山頂自体も展望は見事だ。山頂標識を撮った写真のバックには、小金沢山(2014m)を中心とする小金沢連嶺が綺麗に写っていた。桂川の対岸、東方の百蔵山(1003m)と扇山(1137m)の両山と麓を通過する中央道もよく見えた。
 山頂を過ぎると、ちょっとした岩場があり、手も使って乗り越える。11時22分、駒橋に下る道を分ける。その先、沢井沢の頭との間の最低鞍部までの道は、1/25000地形図には示されていないが、忠実に稜線を辿る道になっている。一旦565mまで下り、一つコブを越すと535mの最低鞍部に至る。その後は、樹林の中を沢井沢の頭に向けて、ひたすら登る。途中で、菊花山山頂にいたパーティーが追い越して行った。沢井沢の頭は740m余だが、山頂の手前725m付近で御前山からの稜線に出て、尾根道の分岐がある。12時29分に到着。ヒロピイさんが一人、先を歩いていた。直接、御前山に向かっただろうと思いつつも、姿が見えないので携帯電話を掛けたが、その時点で応答はなかった。御前山に向かい尾根を下る。しばらくして、ヒロピイさんから電話があった。「御前山に着いて待っている」との事だった。尾根道は一旦675mまで下る。そこからは、菊花山がよく見えた。水平距離で1150mほど、この尾根の方が若干高い。鞍部を過ぎて少し上ると尾根には大岩が立ちはだかる。八五郎岩という名だそうだ。道は岩の付け根の南東斜面を巻いている。急斜面で路肩のしっかりした道ではないので、少々スリリングだ。鞍部を過ぎて上りになり12時57分、厄王権現を経て駒橋に下る道の分岐を通過。そこから40mほどの所が御前山の北肩だった。滑りそうな急斜面を木に掴まったりしながら、20m先の露岩の最高点へと上る。
 1時5分、南南東側が垂直の岩壁で切れ落ちた御前山山頂に立った。先行していたヒロピイさんが待っていた。山頂に三角点は無いが、大月市が設置した「秀麗富嶽十二景 御前山 720m」と書かれた立て札があった。その富士山は、相変わらず雲は無かったが、菊花山から眺めた時より霞が深まり、かすかに見て取れる程度になっていた。岩壁を持つ山頂部の岩尾根は20m近く延びている。断崖の縁はさすがに見下ろすとゾクッとする。1時を過ぎていたので、景色を楽しみながら弁当タイムとした。食事休憩の間、単独行の人や二人連れの人が訪れては去っていったが、単独行のシニア世代の男性一人が長く滞在し、自分らと山話しもした。菊花山の上りから何度も前後して歩いた10人ほどのパーティーは、沢井沢の頭まで上って昼食を摂ったのか、15分ほどしてからやって来て、5分ほど滞在し先に去って行った。
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写真は「菊花山登山路の鎖場」と「菊花山山頂手前からの富士山の眺め」



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