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ノクターン 

2016年07月14日 ナビトモブログ記事
テーマ:音楽

今週末には、息子がやってくるという。

それで、昨日からショパンの名曲「ノクターン作品9の2」の練習を始めた。

息子は、高校生の時に独学でギターを始めたのだが、楽譜が読めない。

私も、子供達を音楽方面に進ませようという気はなかったから、特別に音楽教育は施さなかった。


ところが、息子は音楽にはまってしまって、ひたすらシンガーソングライターの道を歩いている。



その息子が、最近実家に戻ると、私にピアノを弾いてくれと言う様になった。


息子が来るからと言って、いつもはその為に練習をすることはないのだが・・。



以前、ラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」を録音してくれ、と頼まれたことがある。


自分の家のキーボードで、練習したかったらしい。

あの頃は、実家に戻る度に、パヴァーヌを弾いてくれ、と言っていたなぁ。


半年くらい前から名古屋へ来る度に、ギターでショパンの「ノクターン」を弾くようになった。

原曲はピアノ独奏曲だけど、ユーチューブで、ギター演奏を見つけたらしい。


そして、いつも私に、ピアノで聴かせて欲しい、と言う。


まあ、有名な曲だし、譜面そのものは簡単なので、弾くくらいはできるのだけれど。

レパートリーではないので、いつも渋々弾いている母親役も、我ながらそろそろ嫌になってきた、と言うわけだ。


先日、電話で「最後まで弾けるようになったから、ちょっと聴いてくれる?」と言って、電話機の向こうで弾いて聴かせてくれた。


耳コピーで練習しているのだから、私から見れば凄い話だけれど、いくつか音の間違いがあったので伝えると、


「今度、実家に行った時に、確認する」という。



でも、完成度は低いにしろ、其処まで練習したのは息子にとって大変な努力だったろう、と母親の私には解る。

そして、本番に向けて練習しているわけでもないのに、と私なんかはすぐ考えてしまうのだが・・。


息子は、

「この曲が聴きたくてね。練習しながら、曲を聴くって感じかな」と言っていた。


ちょっと、感動した。とにかく、音楽が好きなのだろう。


それが練習というものかもしれない。


私なんぞは、本番に向けて、完成度を高めていく、と言うのが、練習である。


私にとって、週末に息子が来る、と言うのも一種の本番だから、昨日から集中して練習しているのだが・・。


親子でも、音楽に接する感覚が、どうやら全く違うらしい。


何だか、トホホな気分、である。



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花火大会も終わりましたか・・?

シシーマニアさん

喜美さん、今晩は。

ご子息もお料理好きなのですか?
流しそうめん、ってまだ体験したことがありません。
広いスペースと、高低があればできるのかしら・・。
それも14人なんて、想像するだけで楽しそうですね。
喜美さんのDNAを受け継いでいますね。
昔は、蛙の子と言いましたが・・。

2016/07/16 21:20:27

蛙の子

喜美さん

やっぱりね
我が家も私がコーラスが好きでしたら
娘も孫も高校までコーラス部でした
私本当はピアノも弾きたかったけれど
昔の話で買える身分でなかったの
学校も私達紙で鍵盤作って声出しました そんな時代よ

息子はお料理好きです 今日も友達家族14人(子供も入れて)外で流しソーメンやるのですって やっぱり私も仲間入ります

2016/07/16 06:25:02

素敵な曲ですよね

シシーマニアさん

Reiさん、コメントありがとうございます。

そうなのです。私のように平々凡々で来た者には、まず楽譜が必須なのですが・。

でも、耳コピーなんて、ジャズの世界ではきっと当たり前なのでしょうね。
私から見たら単純に、「すげぇ・・」と思ってしまいすが・・。
Reiさんは、表現する事に専念してらっしゃるお人だから、よく解って下さってありがとうございます。

2016/07/14 20:23:25

息子が相手をしてくれるだけで、感謝ですが

シシーマニアさん

師匠。コメントありがとうございます。

私が、音楽をしていなかったら、息子との交流もここまで濃密にはならなかったでしょうから、有り難い事だと、思っています。

そうですね、ある人に思いを込めて表現したものは、普遍性を持つ、という事は大いにあるでしょうね。
真剣さが、真摯になるのでしょうか・・。

トホホは、音楽にたいする姿勢の違いです。
私はまず、本番ありき、なのです。
ゴールを決めて、其処まで一つ一つ埋めていく。

ゴールもないのに、只練習することが楽しい、という心境が、ちょっと羨ましく思えました。

2016/07/14 20:18:29

私は、ファン第一号なんです

シシーマニアさん

彩さん、コメントありがとう!

好みがぴったり合いましたね。
私も、息子のファンなのです(笑い)
って冗談にもならないですよね。

でも私は、努力する人が好きなので、目的に向かってひたすら歩いている息子は、私から見ると、ちょっと輝いて見えます。

息子の親友が、「おまえが、全く自信がなくなったら、実家へ行け。母ちゃんが文句なしに支持してくれるよ」と言っていたそうです。

まあ、母親はそんなもんですね。

2016/07/14 20:10:19

有名な曲は、それなりに理由がありますね

シシーマニアさん

藤の花さん、聴いてごらんになりましたか。

有名な曲ですが、さすが皆に愛されることはありますね。

まあ、いつも耳にしてきた曲ですが、初めて真剣に練習してみたら、やはり素晴らしい曲だと、実感しました。

2016/07/14 20:01:53

好きな曲

Reiさん

ショパンのノクターンもラヴェルのパヴァ―ヌも、大好きな曲です。
それを耳で覚えるとは、信じられません。
きっと、すごい才能だと思います。

私も、弾けたらいいなぁと思う曲がたくさんあるのに、挑戦できずにいます(>_<)

2016/07/14 19:21:38

何がトホホなものですか

パトラッシュさん

良い話ではありませんか。
大体、息子なんてえものは、親への反発で、生きているようなものです。
私に息子はおりませんが、かつて息子だったことはあります。
その経験からです。

母親に対し、演奏を所望する。
そこに敬意こそあれ、余念はない。
それは、演奏者冥利に、尽きるのではありますまいか。

私は、音楽のことはわかりません。
文学に置き換えてなら、なんとかなります。
何かを書く時に、不特定多数を満足させようとすると、往々にして失敗します。
誰かの顔を、思い浮かべながら書く。
その一人に、自分の思いを伝えられたら、それで十分だ。
と思いつつ書くと、これが面白いことに、逆に普遍性を持つのです。
多くの読者の共感を得るのです。

音楽も同じではないでしょうか。
息子一人のために、全身全霊を込めて演奏する。
母親冥利にも、尽きるのではありますまいか。
きっと素晴らしいノクターンになることでしょう。
私も、隣室にて、隠れ聴きをしたいくらいです。

2016/07/14 16:58:23

感動します!

彩々さん

近い将来、母子の演奏会が実現しそうですね。

それにしても、「音画」を創り出されたり、
類いまれない才能をお持ちのご子息だと
既に、ひそかなファンになってます。

2016/07/14 15:55:00

ノクターン

藤の花さん

聴いてみました。落ち着いたいい曲ですね。

https://www.youtube.com/watch?v=6mE7XgXpzDA

2016/07/14 14:37:10

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