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人生いろは坂

急がば回れ 

2016年07月08日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



 農地を貸したら5年放置「愚かな日本人」と嘲笑する中国人を驚愕の結果が待っていた。
先日、何気なくmsnのニュースを読んでいたら、こんな見出しで下記のような記事が
掲載されていたので紹介したい。以下、手を加えずそのまま掲載している。

 食品の安全に関する問題は、中国が今もなお抱えている重大なテーマである。6日付の
広州日報によれば、広東省内の食品サンプル検査合格率が4年連続で95%を上回ったとの
こと。数字だけ見れば立派だが、市民が求めているのは「中国の食べ物は安全だ」という
実感だろう。

 中国メディア・網易は5日、「中国で農地を借りて5年放置した日本人を見て笑った中国人が
5年後に大きな衝撃を覚えた」とする記事を掲載した。記事は、日本の大手企業3社が共同出資
して山東省莱西市に1ヘクタールの耕地を20年間の期間で借り受けたと紹介。しかし最初の
5年間、耕地は放置されて野草が伸び放題の状態だったため、現地の農民は心を傷めるとともに
「日本人が土地を借りたのは、地中に埋まっている宝物を探すためではないのか」などと疑り
始めたとした。

 そして5年後に、日本人たちはようやく動き出したと説明。まず牛を飼い、その糞で土壌を
改善させ、無農薬の農作物を栽培、それを乳牛に食べさせて、品質の高い牛乳を生産するように
なったと伝えた。また、5年間耕地を放置した理由について関係者が「種を植える前にまず土を
作る。土を作る前にまず人を作る」と語り、土壌の質を最重要視した結果、もとは肥沃ながらも
化学肥料や農薬によって汚染されて痩せた土地を、5年かけて回復させたのだと説明したことを
紹介している。

 記事はさらに、日本人が無農薬を貫きながら「天に任せる」形でトウモロコシや小麦、イチゴ
などを栽培、生産量が思わしくなかったことから赤字を出し続け、現地農民の笑い種になったと
した。しかし、それから5年後、ここの牛乳の価格が国内相場の1.5倍となり、イチゴも高値で
取引されるようになったと説明。それまで笑っていた中国人が腰を抜かすほど驚く結果となった
ことを伝えた。

 そして最後に「農薬を使わずに5年間損を出し続ける」という話は「笑い種ではなく、警鐘なのだ」
とし、環境保護型農業の開発が、食品安全問題に苛まれている中国において農家の増収と食品の
安全確保を促すことになり、農業も農民も「最後には笑う」ことなるのだと提起した。

 目先の利益ばかりを急いでいては、いつかそのしっぺ返しが来る。逆に、将来のために損を承知で
地道な下積みを重ねていけば、やがては損を出さなくなるだけではなく、大きな利益になって帰って
くるのだ。そこで大事になるのはやはり、「先のことを考える」ことと「じっくりガマンする」こと
なのだ。

 何かにつけて「それっ」と群がる中国人には恐ろしさを感じることがあるが、もし「それっ」と
群がらない忍耐力が備わったとなれば、それはまた別の意味で恐ろしいのである。
(編集担当:今関忠馬)



 皆さんはこの記事を読んで何を感じられるであろうか。私は今の中国人の姿を皮肉った記事だとは
感じなかった。確かに今の中国人が読んだら、あるいは日本人の皮肉かと思うかも知れない。

 しかし、この記事の背景には、土作りの大切さが書かれているような気がする。今の日本の農業も
中国の農業も、いや世界の農業も、実は同じように大量の農薬や除草剤、更には化学肥料で先祖代々
受け継いできた土地は汚染し続けている。

 労力を少なくして大量に農産物を作ろうと思えば、今の方法しかない。それが食糧難だった
終戦後からの一貫した日本の農業であった。その結果、田んぼからは生き物の姿が消え、川は
自浄能力をなくし、更には海にまで汚染は広がった。

 自然は劇的に変化し、もう私たちが子どもだった頃のような自然はほとんど消えてしまった。
全てが農薬や除草剤や化学肥料によるものだとは言わないまでも、少なくとも周辺の環境に
大きな変化が生じている。

 さて、私たちはこうした土壌汚染や汚れた川や池を浄化しようと活動を続けている。先にも
「蘇生」という映画で話題になった乳酸菌や酵母、光合成細菌などを主原料にするEMなるものの
活用による方法だ。

 EMは世に出て久しいし、外国では積極的に使われている。しかし、発見された日本では
今もって片隅に追いやられたままである。理由は微生物を使えば自然を壊すと言うありもしない
誹謗中傷のたぐいだ。そして批判をしている人は一様に自分自身で確かめることもなく、何の
論的根拠もなく、バッサリと切り捨てるような論調である。

 既に汚染しまくっている大地や川に、これ以上の汚染はあり得ない。一番良い方法は
先の記事のように耕作地を何年間か放置しておく事である。時間さえ経てば、自然は
自浄能力で、あるべき姿に戻っていく。それが劇映画にもなった木村式の農業である。

 私たちの周辺には使用されなくなった農業用のため池がたくさんある。また、あの琵琶湖
等の大きな湖でさえ使用に耐えないほど汚染が進んでいる。これら全ては人間の生活から
吐き出される膨大な排水や田畑から流れ出てくる汚染水のためである。

 EMで地道に取り組めば半年近くで効果が見え始める。自然はあるべき姿に戻れば水が
きれいになるだけでなく、そこに住む生き物も戻ってくる。戻ってくるのか湧いてくるのかは
分からないが、驚くほどの生き物の姿が見え始める。死に絶えたと思っていたものが蘇るのだから
その不思議さは例えようがない。まさに「蘇生」の世界だ。

 本来は人為的に微生物を加えなくても、汚染さえ止まれば自然は自浄能力によって元の姿に
戻ってくる。それらも全ては土壌中や水中に生息している微生物の働きによるものだ。

 人の手によって浄化能力を高めるか、それを自然に任せるか。それは選択の問題である。
私は自分の農地でそれを行い、その成功事例を体験している。太古の昔にこの地球上に
自然発生的に誕生し、その力によって劇的に環境を作り替えてきた微生物たち。私たちの
先祖とも言うべき微生物によって放射能による汚染土壌でさえ浄化できることが立証されている。

 しかし、今もなお頑迷な一部の学者達や真実を見ようとしない人達によって、あたら
救えるものが救えないでいることは実に残念な事である。

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