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独りディナー
公園デビュー
2016年06月28日
テーマ:アメリカ
二棟の大きなアパートには、凡そ200家族位住んでいたと思う。
広い敷地の中には、プレイグランドと呼ばれる子供用の遊び場が、二カ所あった。
運転のできない私は、主人が出勤した後は二人の子供達を連れて、そこへ毎日出かけていった。
いわゆる、公園デビュー?
ママ友は、すぐにできた。
子供達が滑り台や、砂場で遊んでいる間、ママ達はブランコに腰掛けながら、自己紹介を始める。
18ヶ月と5ヶ月の幼い子供二人を連れた日本人は、すぐ子供達にもママ達にも覚えてもらえた。
そこに集まる人たちは、同じアパートに住んでいて、パパの勤め先も同じだけれど、それぞれの背景が全く違う。
まず祖国が違う。
公園に集まるのは、知人の少ない外国人が多かった。
祖国を出て以来、いろいろな国を回っている人もいる。
一度祖国に戻れば、二度と国外へは出られないかもしれないという人。
様々な背景を背負っている。
ただ共通している事は、貧しい事と、自分の時間が持てない、と言うことだった。
幼い子供達を眺めながら、「子供が何歳になったら、仕事に戻れると思う?」という話題で盛り上がったものだ。
以前は教師をしていた、と言う人が多かった。
大学町に住んでいて、公園のブランコに座っている毎日は、子育て中とはいえ、世の中に置いて行かれるという寂しさがあった。
そのうち、子供達を一緒に遊ばせて、お互いにベーシッターをしよう、という話になった。
その中に、台湾から来た家族で、自分の息子とほぼ同年代の台湾家庭の子を、毎日預かって一緒に育てている、スーザンという女性がいた。
かなり気の強い女性で、市民大学の夜学に通っていて、その頃話題になり出したコンピューターの勉強をしていた。
どうやらそれは、授業料が免除になるコースらしかったが、なかなか大変そうでもあった。
お互いに自分の時間に飢えていた私たちは、毎日交代で4人の子供達を一緒に世話をしようか、という相談がまとまった。
ちょうど私が、リサイタルを開く準備をしている頃で、スーザン以外にもベビーシッターを申し出てくれる人が何人もいた。
「コンサートが終わったら、今度はあなたがベビー−シッターしてくれればよいのだから・・」と言って。
最初のクリスマスの時、スーザンに「実は、旅行に行きたいのだけれど、一日だけ、預かっている子のベビーシッターをしてくれない?」と頼まれたことがある。
夕方になって、その子のお母さんが迎えに来たときに、「クリスマスには、どこか旅行へ行かないのですか・・?」と訊かれた。
「ニューヨークへはまだ行った事がないので、その辺に・・」と答えると、ちょっと微妙な雰囲気が流れた。
訊いてみると、彼女の会社はニューヨークにあって、そこは毎日出勤している場所だったらしい。
その話を聞いた主人が、ちょっと私を哀れんだ様で、
「では、目的地をワシントンにするか・・」
転居してきてすぐ、近くの大きなショッピングセンターへ行く途中に、高速道路の分岐点で、New York とWashington DC への案内板を見て、「おぉ、本物のアメリカだぁ!」と興奮した事があったのだ。
ワシントンなら、通勤圏ではなくて、立派な旅行先となるだろう。
それが、私たちの最初のアメリカ旅行であった。
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ほんとうに美味しかったです。
喜美さん、こんばんは。
あのお台所で、作っていらしたのですね。
喜美さんのお弁当を毎日食べられる人は、幸せですね。
2016/06/28 20:01:13
母は強し、でしょうか
Reiさん、こんばんは。
ママ友は、良いですよね。
ママだというだけで、友達になれます。
今は交流もありませんが、皆、どうしてるのかな・・。
2016/06/28 19:59:02
ちょっと特殊な世界だったらしいです
asi asiさん、こんばんは。
コメントありがとうごさいました。
多人種国家アメリカですが、大学町だったので、気取った印象も受けました。
2016/06/28 19:54:51
公園デビュー
私はそんな呑気な暇は全くありませんでした あのころは外食するところが無く運転手さんのお弁当(ドカベン)二人分ご飯入ります それを毎朝5〜6個作りました 子供も のそのそ
されては困りますから 3年保育(幼稚園に3年行きます)にやりました
其のころから見たら天国です
2016/06/28 15:38:24
ママ友
おはようございます。
私も自分の公園デビュー(昔はこんな言葉はありませんでしたね)を思い出しました。
私の場合は埼玉でしたが・・・(^^;)
懐かしい記憶ですね。お互いに用事があると、少しの間預け合ったりしていました。
2016/06/28 09:37:48
うわ〜、楽しそうな
若きミセス時代の「アメリカ紀行記」
いよいよNY、ワシントンDCですか…
私も一度だけNY5番街の美容室でカットをしてもらいました。
お任せしたら、今思えば、流行の刈り上げスタイルの
ショートカットにされ、笑うしかなかった珍道中を
思い出します。(20年前くらい)
The Big Apple!
続きを楽しみにします。
2016/06/28 07:49:23