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白いカーネーション・・ 

2016年05月09日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

昨日は、汗ばむような好天気。

そして今日は朝からしとしと雨が・・・

今年も又、”春だな〜”と、思う間もなく、梅雨になってしまうのかな??。。。

昨日、読んだブログのなか・・・

共感する、共鳴する、感銘を受けた。・・・
表現する言葉が見つからないぐらいに深い衝撃をうけたブログがあった。

ランキング2○位のNさんの”造花ののカーネーション”と題したブログ。
(薄っぺらなブログしか書けない私が取り上げることをお許しく下さいね<(_ _)>)

私にも、
白いカーネーションの思い出が半世紀以上たった今も脳裏に焼き付いていることがある。

確か小学校3年の時だったと思う。

その当時、それぞれの古びた木の机の上に、紙で作った赤いカーネーションが置かれてあったのだが、
その中に白いカーネーションの置いてある机があった。

そこに座っていたのはおかっぱ頭の○○さんという女の子。

先生がお話されている間ず〜と顔を上げることがなかったような気がする。

その不思議で、悲しそうな光景が忘れられないでいる。


「お母さんのいない子には白いカーネーションなんやよ」
と祖父から聞いた時のショックは強烈だった。


今思えば・・
何て残酷なことなんだろ〜
こんな風習(?)が日本各地で行われていたなんて・・・

それ以来、毎年来る母の日は、

”白いカーネーションをもらう子がいないように・・”
と思うだけだった。
だから、
学校から、もらって帰った赤いカーネーションを母に渡した記憶は薄い。
ちゃんと”ありがとう”と言えたのかも覚えていない。それぐらいその当時の私の頭の中には白いカーネーションしかなかった。


こんな思いのある”カーネーションという花”がず〜と、今でも好きになれずにいる。


時がたち、娘達の母親となった私は・・

時代が変わり造花ではなく、生カーネーションをいつも”ありがと”の言葉とともにくれた。
それを私は嬉しく受け取ったつもりだ。

だが、中学になった時、

「ママね、本当はカーネーションあんまり好きな花ではないんよ」

と言って、白いカーネーションの話をした。

「そうなんや・・」と娘がいったように思う。


以来、”母の日”には、カーネーションの代わりに何故か、サボテンをくれるようになった。

それからは、毎年、少しずつ変わったサボテンを・・・
それが何年続いたかな〜・・

ちょうど、ヘルニアの手術をして、寝たきり状態だった私の病室に”母の日”いつもより大きなサボテンを・・・

その時娘は大学生だったようの思う。
(今思えばこの時からすでに娘は常識知らずだったのかも・・)
病人のお見舞いには鉢植えのお花は厳禁、病院に寝づくととられてダメなんよ。と私。

「母の日やん、あかんのん?このサボテンめっちゃ可愛いやん!でも持って帰るわ。。」
と帰ったの鮮明に覚えている。

(今現在は娘からもらった、サボテンは、無い(>_<))一つも無い)

それ以来、今度はサボテンもくれなくなった。
”母の日”のお花のトラウマにしてしまったのかも・・・

やがて、商品だけをくれるようになった。
が、
ここ1〜2年は、「忙しくてプレゼント買にいく暇ないから、自分で欲しいもの買って来てよ。お金出すから・・」

こんな愛想の無いことですまされるようになってしまった。

が昨日夜、

ぶっきらぼうで照れやの娘が「今日母の日やね。いつもありがとう」
と小声で言ってくれた。



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