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2月18日 自然愛好友の会オフ 鳶尾山・八菅山(4/5)  

2016年03月20日 ナビトモブログ記事
テーマ:自然探訪

[八菅山から打越峠へ]

梵天塚から200mほど緩やかな坂を上って行くと、展望台の広場に着く。1時30分だった。名の通り、高さ7,8m程か金属製の展望台がある。階段も台上の床面も水が溜まらないようにするためかスノコ板状だ。上がると、愛川町の中心部がよく見える。4分ほど滞在して展望台を降りた。近くには東屋とアスレチックの木製遊具もあったが、人の姿も見えたので寄らなかった。

ここまでが「八菅山いこいの森」の公園域で、麓から続いていた舗装路は切れ、道幅はあるが土の道になるが、尾根の上を辿ることはなく、緩やかな傾斜の道だ。樹木の間からは、西側の下方にゴルフ場の芝生や、プレーヤーの姿も見えた。展望台から約400m、車止めを通過して中津川カントリークラブのゴルフ場の外周路に出た。ここから少しの所の、右側の高まりに標高225.7mの三角点がある。八菅山の高さはこの三角点で示されるようだが、特に案内もなく通り過ぎる。八菅山は特定の峰をそう呼ぶのではないようだ。外周路は車道になっていて、平坦な所は砂利道で坂の所は舗装されている。外周路に出て14分、少し坂を上って230mほどの高まりを越えるところで、右に愛川町の屏山地区に下る道の分岐の指導標がある。道の様子を見たが、余り多く歩かれてはいない様子だった。高まりの場所にはゴルフ場の整備用の施設があり、駐車場に軽トラックやゴルフカートがみられた。

ゴルフ場管理施設の前で、尾根上を進む外周路とゴルフ場の中に下る道に別れていて、下っていく道に「上荻野バス停」の文字と赤い矢印が書かれた小さい立て札があった。一昨年は、ここからまだ外周路を歩いて、ゴルフ場北端にある224mの標高点のあるピークまで行って、踏み跡を辿って中津川に架かる角田大橋付近に下りていた。そのルートも行けないことは無かったが、このあと打越峠の古道を下って勝楽寺に行く計画だったので、上荻野へ下る道に入った。道はゴルフ場を突っ切って、クラブハウスの前を通り、丸山地区に下る。ゴルフコースの眺めも綺麗なものだ。ラフは黄褐色の草だが、フェアウェイはやや緑が入り、グリーンは綺麗な緑色だ。平日でもあり、コースには僅かなゴルファーしか見られなかったが、駐車場には結構多くの車があった。

2時17分、高差にして100m下って、標高130mの丸山地区の集落に出た。国道412号線の上荻野バス停へは南へ800m程の距離になるが、打越峠に向かうため、逆の北方向に向かった。丸山地区は、畑地の中に民家が散在していて、長閑な雰囲気がある。道端には、満開の白梅や、オオイヌノフグリやミチタネツケバナなどの早春の小さな草花が咲き、陽春の訪れを感じさせた。古くからの道に出たT字路の所には、庚申塚があり苔むした石像の前には、線香立てなのだろうか白く細い金属パイプ立ててあった。

庚申塚の前は舗装された道だったが、100mほど畑の中の道を進むと車止めがあり、直ぐ先に「打越峠」と書かれた四角い石柱が立てられていた。御影石の新しい感じの石柱で横面には「打越峠 荻野の最北端であり、愛川町角田の海底地区に通ずる古い道で、途中には天狗が出たと伝えられる「逢わずの森」がある」という文字が刻まれていた。ここの標高は150m、丸山の集落から僅かしか上がっていないため、峠というイメージとは違うが、石柱にあった海底(おぞこ)地区は、中津川のほとりにあり、標高差50mを下ることになる。森の中の坂道はジグザグ道でV字状に掘れていて、切通しもあり古道の面影が十分感じられた。現代は歩く人もほどんどないので、落ち葉が積もっていた。海底地区の集落に抜ける寸前の道脇には「馬坂」と書かれた標柱があり、金毘羅神社という小さな神社もあった。
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写真は「八菅山の展望台」と「打越峠」



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