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幸せな老後のはずなのに・・・　

2016年03月16日 ナビトモブログ記事
テーマ：テーマ無し

奈良東大寺のお水取りも終わり
春が訪れるはずなのに、

今日はなんだか冷え込む感じがするわ。

昨日、いつものｽｰﾊﾟｰにいつもの買い出しに行った時、
見てしまったコウケイにびっくりした。

現役時代の顧客だった御夫婦・・

我が家から、一駅向こうに住まれいて、仲の良い、聡明な御夫婦だった。
御主人はﾊﾞﾘﾊﾞﾘの企業戦士だったと思う。

退職されてからは、夫婦仲睦まじく、いつも羨ましく思っていた。

私が家に居るようになって、いつものｽｰﾊﾟｰで、何度か、お見かけしたが、現役でもないし、声をかけることは、なかった。

”どうして、ちょっと遠いこのｽｰﾊﾟｰまで、来られているのかな？”とは、思っていたのだが・・・

昨日、私がレジに並んでいた先に、ご主人の姿が・・・

精算を終えた奥様が買った品物を袋に入れているその横で・・・
ｽｰﾊﾟｰ備え付けの巻いてあるビニール袋を次から次と、手に取っているのです。

えーっ！！どうしたの？？
そのｺｳｹｲが信じられない(/_;)

時々こういったｺｳｹｲ、巻いてあるﾋﾞﾆｰﾙ袋をいっぱいとって帰る老人を見かけることはあるのだが、、


”えっ、違う。○○さんともあろう人がそんなことをするはずがない？？”

あんな、ﾌﾟﾗｲﾄﾞの高い紳士が・・・


その横顔からは、以前の知的な紳士の面影は全く消えていた。
眼は虚ろ、口元はしまりがなかった・・・

つい半年ほど前にお見かけしたときは、感じなかったのに・・・

昨日は、、、
御主人が手に取ったいっぱいのﾋﾞﾆｰﾙ袋をさ〜とあつめて無言でしまわれる奥様がいた。
間違いなく私の知っている○○さん御夫婦なのだ。

私は眼が点になり、ぞくっとした

私が、ﾚｼﾞが終わる前に、その場から帰られたのが、ほっとした。
傍目には、普通の御夫婦での、買い物にうつっていただろう。
が、私はちがう。

精算が終わったカゴをもって、横にいくのがこわかった。


認知症・・・
この言葉が私の頭をよぎった。

なんか、信じられない・・・

こともあろうに、あの、○○さん夫婦のご主人が・・・

一人娘夫婦と豪邸ともいえる二世帯住宅に住み・・

財を成しえ、夫婦円満な老後生活・・

しいていえば、娘夫婦には子供がいなっかたので、孫には恵まれなかったことかもしれないが・・・

しかし、あの姿をみて、

人生、、すべてをてに入れた（？）老後であっても・・

予期せぬ、どうしようもないことがまちうけているのかもしれないと思った・・・

なんか、虚しくなった。
幸せな老後って、いったいなんなんだろう？


御主人、何歳になられているのかな？
まだ70歳代には、ちがいないんだけど・・・
わからない。



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