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自然愛好友の会オフ、三浦半島・二子山(2/4) 

2016年02月14日 ナビトモブログ記事
テーマ:自然探訪

[馬頭観音を経て上二子山へ]

11時9分、尾根道から2mほど笹薮に入ったところに馬頭観音の石像がある場所に着いた。台座には櫻山村の文字が刻まれており、道脇には観音像の写真付きの解説板が設置されていた。その全文を紹介します。

[馬頭観音と桜山大山
  人里離れた山中にあるこの馬頭観音は、浮き彫りの観音像を中心に 向かって右側に「牛馬安全」、左側に「文政三辰八月吉日」(1820年)、 台座には「櫻山村」と刻まれています。
  馬頭観音は馬が農耕、交通、運搬に盛んに使われた江戸中期頃から昭和の始め頃にかけて通行の安全を願い、また、病気や事故で死んだ大切な馬の供養などのために、路傍に建てられました。
 ここの馬頭観音は逗子(沼間)から横須賀(田浦)へぬける道に建てられており、田浦方面への往来や、桜山村の飛び地「桜山大山」から、薪・炭・萱(屋根葺き、田の肥料)を桜山村や沼間村に運び出すのに、人や馬たちに大いに役立った道の証と言えるでしょう。
 なお、森戸川の上流を中心とする桜山大山地域は、平成4年に「かながわ探鳥地50選」に選ばれている一方、サンコウチョウ、オオルリ、キビタキなどの繁殖地として鳥獣保護地域に指定されています。
           逗子市・自然の回廊プロジェクト]

11時20分、T字の分岐に着いた。直進すると、沼間地区の新興住宅地へと下る道になる。単独行の男性がそちらからやって来て、二子山への道に向かった。自分たちも左折して二子山に向かう。少しの間上り坂だったが、ピークの南面を巻いて尾根道に変わる。緩い上りで160m余のピークを越えると下り坂となり、徐々に高度を下げる。二子山との間の鞍部は標高135mほどだ。鞍部までの尾根筋にはもう一つコブがあるが、これは南面を回り込んでいた。最低鞍部と思われる場所を少し過ぎたところで、南側の森戸川林道の終点から沢沿いに登って来た道と合して、二子山への登りに転じる。3分ほど登り、11時44分、未舗装の車道に出た。この道は、二子山の北側にある南郷公園からの道で、上二子山の山頂直下にある無線中継塔の資材運搬用に作られた道だ。

二子山の斜面はかなり斜度があるが、大きく折り返して高度を稼いでいる。この車道からも展望は無かった。無線中継塔の前で車道が終わり、階段を15mほど上ると、木製の展望デッキが設置された上二子山の山頂だった。11時52分の到着、車道の途中から、一人、先に歩いたヒロピイさんがデッキの上に居た。デッキの周辺の土が剥き出しのところは霜解けでやや泥濘んだが、月曜日の降雪の名残は無かった。デッキ周辺は笹薮が綺麗に刈り払われていた。二子山は名の通り、上二子山(別名上ノ山)と下二子山(別名下ノ山)の二つの峰からなっている。上二子山が若干高く、標高207.6mの一等三角点が置かれている。昼時だったが、山頂は自分らのほかは無人だった。

デッキに上がると、北から時計回りで南に掛けての180度、見事な展望があった。先ず目に付いたのが、東京のスカイツリー。都心のビル群の手前には京浜工業地帯、横浜港を跨ぐベイブリッジ、さらに横浜本牧の工業地帯のタンク群、そして手前に横浜市金沢区の住宅や丘陵が見られた。景色を見た時はスカイツリーに気を取られたか、気付かなかったが、写真のバックには筑波山もはっきり写っていた。スカイツリーまで直線距離53km、筑波山までは115kmである。都心のビル群やスカイツリーが巨大建造物のためもあり、距離感を余り感じず妙な感じさえ持った。当然ながら横浜市の港みらい地区のランドマークタワーも直ぐそこにと言う感じに見えた。ふ二子山からはランドマークタワーの方向は真北に近い。北北東の望遠写真には、東京湾の奥と八景島シーパラダイスの建物やコースターなどのコースも望遠写真にははっきり写っていが、日産自動車の追浜工場は、更に手前の丘の上のマンション群の影に隠れていた。目を転じて、南東を見ると、三浦半島の山の重なりの先に、東京湾の一部が見え、その先には房総半島が横たわっている。東京湾観音らしい白い線、鋸山、千葉県で4番めに高い富山の双耳峰もはっきり見えた。南は低い尾根越しに湘南国際村の建物が見えた。その先は相模湾なのだが、逆光で空と海の見分けが付かなかった。残念ながら、西側の180度は展望が無く、富士山や丹沢山塊は見られない。

しばし展望を楽しんだあと、デッキを降りて食事にした。食事を撮り始めると、鳶が1羽旋回を始めた。食事中に、2回ほど接近もしたが、被害はなかった。日差しがあって、風も無く気持ちよく弁当を食べることができた。食事を終わるころ、1組の男女がやってきてデッキから景色を眺めていた。
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写真は上二子山からの眺め



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喜美さんコメントありがとうございます

MOMOさん

定年退職後、三浦半島には年に2,3回ずつ、足を運んでいます。
変化に富んだ海岸線、低山ながら自然の残る森があり、それらの雰囲気や眺めを楽しんだり、海岸特有の植物の写真を撮りに行ったりです。
東京に近いこともあり、首都防衛のための軍事遺跡も多いですね。
また、鎌倉周辺では鎌倉幕府時代からの寺社や遺跡を歩くこともあります。
まだまだ、行ってみたい所も多く、これからも出かけることになると思います。

2016/02/15 23:54:56

嬉しい

喜美さん

私は結婚以来横須賀に住んでいます
歩くのが嫌いで 何時も三崎から鎌倉なんか直ぐですけれど 読ませて頂き身近に感じています有難うございます

2016/02/15 10:15:58

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