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自然愛好友の会オフ、三浦半島・二子山(3/4) 

2016年02月15日 ナビトモブログ記事
テーマ:自然探訪

[上二子山から下二子山を経て安倍倉山へ]

12時35分、下二子山に向かって山頂を発つ。樹林の中で展望は無い。少しの間は緩やかだが、徐々に傾斜を増し、かなり急な下りになった。上二子山と下二子山の鞍部の標高は150m弱、上二子山の頂上からは60mほども下ることになる。結構踏まれている道ではあったが、急坂の箇所も階段などは造られていない。滑りそうな場所も多々あり、木の枝につかまったりしながら慎重に降りた。そのあとややなだらかになって、最低鞍部に着くと今度は一転して急登が始まる。下二子山の標高は206m、下った分、ほぼそそのままの登り返しだ。山頂に近づくと徐々に傾斜が緩み、12時55分、立木に「下二子山(下ノ山)頂上」と書かれた札が針金で括り付けられているところに到着した。樹林の中を尾根道が貫いているだけで、広場もなければ、展望も全くない。標高が同程度とは言え、上二子山とは大違いだ。上二子山では西側180度の展望が無かったが、高さは変わらないので樹林さえなければ、西側の景色が開ける筈なのだが…。山頂付近の立木にはテイカカズラの蔓が広範囲に絡んでいた。何も無い山頂だったが、幾つかの樹木には名札が付けられていて、その中にイヌビワの木もあった。恐らくもう干乾びているだろうが、高い枝に実が残っていた。ズーミングして写真を撮ってはみたが、実がなっていることが分かるだけだった。

下二子山からは北東に伸びる尾根を下る。この下りも急な箇所はあったが、上二子山の下りほどでは無かった。時折、何かのスポーツをやっているらしく掛け声が聞こえていた。樹林の隙間から麓にある南郷中学校の校舎が見えた。標高130mほどまで下ったところから、1/25000地図に西側の森戸川の谷に下る道が示されたいてそれらしき分岐はあったが、指導標も無くまた道もほとんど踏まれている様子が見られなかった。地図には無い、南郷公園側に下る道があり、そちらは結構歩かれている様子だった。分岐を見送って、安部倉山に向かって歩を進める。この道も1/25000地図には無いが、道ははっきりしている。ただ、南郷公園に下る道を分けた後は、歩く人が減ったらしい踏まれ方になった。尾根道は小さなコブを越えてさらに下る。その下りもかなり急坂だった。そして安部倉山との間の最低鞍部、標高105mに着く。

鞍部から安部倉山頂に直接向かう道は無い様で、道は尾根を離れ、安部倉山の東面を巻く道になり、徐々に高度を上げる。斜面の巻き道だが路肩がしっかりできてなく斜めになっている所もあった。途中で山頂からの道と思われる道の分岐があり、斜面を真っ直ぐ上方に続いていた。傾斜がきつく滑りやすそうだったので、その道に入るのは避けた。山頂に至る道ならまた先で合流するだろうとも思ったのだが、巻き道は同じ方向に進み続け、折り返すことはなかった。そのうちに傾斜が緩くなってきた。道脇には緑の羊歯が茂っていて綺麗なところもあった。リョウメンシダなどの大型の羊歯が多かった。そんなシダは登山口から二子山の手前にかけても多かった。余りハイカーも通らない道と思いつつ歩いていると、女性がやってきた。1時過ぎで、まだ暗くなるまでには時間があるが、はとんど人気のない山道で単独行の女性に出会うとは思いもよらなかった。この付近の山をよく知っているのだろう。

巻き道は山頂直下を通り過ぎ、1時29分、ほぼ山頂の北側に当たる付近に至ったところで、里から山頂に向かう道の分岐に出た。木に合板に油性ペンで、道案内が書かれていたが、中央から真っ二つに割れてぶら下がっていた。その分岐から安部倉山山頂を往復することにした。安部倉山は椀を伏せたような山容で、山腹は傾斜がきついが上部はなだらかである。山頂方向に向かう。古い倒木もそのままだが、迂回するように踏み跡ができていたりする。分岐から3分程歩くと、立木に古びた板が括りつけられていて、「阿部倉山 161m」の文字があった。その場所は、まだ前方に道が続いているが、両脇とも樹林と笹が密生し、全く見通しのない場所だった。その道を進むと、多分巻道の途中にあった分岐に下ることになるだろうと思った。先に進んでみても、展望がある所はなさそうだったし、山頂とは書かれていないが、161mは地図に示された標高なので、この山名板を証拠写真に撮って引き返した。
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写真1枚目は下二子山、2枚目は安倍倉山の、山名表示板



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