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自然愛好友の会オフ 仏果山登山(2/3)  

2015年11月24日 ナビトモブログ記事
テーマ:自然探訪

しばらく急登が続いたあと、巻き道気味の登りになり別の尾根に移る。最初に入って見た仏果堂からの登山路の尾根もあった。かすかな踏み跡は見られたが、そこには指導標も無く枯れ葉も積もって歩きにくそうで、強引に踏み入れなくて良かったと感じた。もう少し巻くと、高圧送電線のために切り開かれた斜面に出て、送電線の下を潜り、切り開きの上端に沿って最初の尾根に折り返す。切り開かれた場所には、ヤマハッカやシモバシラ、マツカゼソウ、アザミなどが見られたが、期待しているような群落は無く、珍しい花も無かったのでカメラを草花に向けることは無かった。しかしながら、ここでも展望は効いた。眼下に半原地区の中心部、緑の河岸段丘を上る国道412号線、左にはあいかわ公園、韮尾根の平坦地が地区に見え、先の方は津久井城山と根小屋地区の工場地帯、更には霞んでシルエットだが、南高尾山稜に重なって高尾山も望めた。

11:35、尾根の樹林に戻る。ここからは自然林で、しばらくの間、樹木に名札が取り付けられていた。急な登りのあと、傾斜の無い尾根道になり、ホッとする。標高は630m、山頂との高度差は120mを切った。正午寸前、再び急な上りで660mの小さなコブを越える。左側の樹林が切れると細かい雨粒が当たった。霧も出てきていた。そして、山頂直下の急登に掛かる。再び、樹林に入り雨は感じなくなった。

12:14、山頂の展望塔の基部が見えた。登山者の姿もある。山頂に着くと、15人ほどのパーティーが食後休憩中だった。山頂標柱の写真を撮ったりしているうちに、先行のパーティーは「これから関東ふれあいの道です。」とガイド役の人が声を掛けて出発して行った。経ヶ岳に向かったのだろう。空いたテーブルで食事にする。間もなく霧雨の雨粒が大きくなり、雨衣の上着だけ着ける。折角の展望塔も、霧で無意味だ。雨も降り始めたため、のんびりとした時間も過ごせず、12:50、山頂を後にすることにした。

最高点を過ぎて僅かのところで、経ヶ岳方面への尾根から高取山に向かう道が分岐する。始めは尾根の感じは無い。一気に40mほど、ロープの付けられた下りがあり、一旦南西に下る緩い尾根になるが、まだ急な下りとなり、747mの山頂から130m程下って、ようやく急な下りから開放される。雨は大したことが無いが、南寄りの強い風が音を立てて樹林の尾根を吹き抜ける。630mの尾根のコブを越え、しばらく行くと宮ヶ瀬越の標識のある分岐に出た。1:04だった。左の斜面から登山道が合流している。指導標には、仏果山0.7km、高取山0.5kmと書かれている。風の音はなりを潜めつつあったが、木の葉は結構濡れていた。霧が立ち込め、樹間からの風景は無い。

この後、尾根のコブを越えて標高645mまで下りると、高取山への登りになるが、さほどの急登は無く、1:28、標高705mの高取山の山頂に着いた。30人ほどだったか、小学生高学年の集団登山のグループが休憩していた。この高取山にも仏果山と同じような展望塔があるが、以前として小雨と霧の状態で、意味がない。小雨が続いているので、山頂標識の写真を撮っただけで下山に掛かった。

小学生の団体は、幾つかの班ごとに行動しているようで、最初のグループが下ったあと、自分達も下ることにした。直後に次の班が下ることになった様子だった。山頂近くの杉林内の道は、往復登山らしかった小学生グループが歩いた後で、傾斜のある濡れて泥濘み足場の悪い道がかなりあり、滑って転倒しないよう慎重に歩く。「こんな道がずっと続いたら、きついな」と思ったが、山頂から標高差にして50mほど下ると、傾斜が緩くなり普通に歩ける道になった。

1:52、分岐道のある場所に到着した。愛川大橋に下る正面の尾根は、杉林の間伐が行われていて重機が入っていた。右に折れて下る道は、「愛川ふれあいの村」に通じてる。この時点で、当初計画していた、宮ヶ瀬ダムサイトへ下る道でない道を下っていたのを認識した。宮ヶ瀬ダムに下る道は、高取山の山頂から派生している別の尾根だった。視界も悪く、大勢の小学生達が居たこともあって、分岐を見過ごしたらしい。この分岐には、小学生の団体を見守る係の女教師が待機していた。間伐作業中の尾根道を敬遠し、愛川ふれあいの村に下る道を取った。
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写真は、「送電線下から愛川町半原地区と相模原市緑区方面の眺め」と「仏果山山頂標識と霧の中の展望塔」



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