メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

敏洋’s 昭和の恋物語り

長編恋愛小説 〜水たまりの中の青空〜(十八)強烈な光を発した 

2015年11月02日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



「いや、いやっ、子ども扱いしないで! 
それに、たけしさん以上にステキな男性なんて、どこにも居ない! 
たけしさんが好きなの、どうしようもなく好きなの。
それに、麻由美への対抗心なんかじゃない。
由香里の大事なものを、あげたいの。
今、せんせいにあげたいの‥‥」

彼の目を凝視して、由香里は訴えた。
思わず目線を外したくなるほどの、強烈な光を発した。

「わかった」
これ以上の言葉は、油に火を注ぐようなものだと考えた彼は、黙って由香里を抱きよせた。
あぐら座りの膝の上に、由香里を後ろ向きに座らせた。
そして両手で由香里を抱き締めると、耳元にささやいた。

「しばらく、こうしていようね‥‥」
「うん」

由香里はコクリと頷いた。勢いきったものの、不安な気持ちがまるで消え去っているわけではなかった。
このまま彼が由香里を求めたとしても、もちろん、受け入れる準備はしているつもりだった。
そうなるものと、決め付けていた。

しかし、今彼に抱き締められていると、“このままでもいいかな”と、考えてしまう。
じんわりと由香里の体が温かくなり、仏教語で言う安心(あんじん)が、由香里の体にひろがっていった。

>>元の記事・続きはこちら(外部のサイトに移動します)





この記事はナビトモではコメントを受け付けておりません

PR





掲載されている画像

    もっと見る

上部へ