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敏洋’s 昭和の恋物語り

長編恋愛小説 〜水たまりの中の青空〜(十七)身上調査をしているように感じられて 

2015年10月03日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



「実は、交際中の女性が実家に帰っているんです。
で、手紙が届いていないか、気になりまして。
彼女のお父さんが倒れられまして、看護疲れからかお母さんも体調を崩されたんです。
そんな訳で、彼女はお正月を実家で送る羽目になったんです。
三日と空けずに、手紙が来るものですから」

「そうですか。それは、淋しいですなあ。で? その女性とは長いのですかな」
「お父さん、そんな立ち入ったことを」
黙って聞いていた母親が、慌てて声をはさんだ。
身上調査をしているように感じられて、彼に対して申し訳ないと言う気持ちとともに、父親の拙速ぶりが気になった。

「いえ、良いんです。
まだ、三ヶ月程です。警察に勤務されている女性なんです。
雨宿りしている時、相合傘をさせていただいて。
それが縁で、お付き合いし始めたんですが」
「ほお、婦警さんと相合傘ですか」

明らかに、父親の表情が和んだ。
やはり由香里の事が、気になっていたようだ。
彼は牧子との出会いを、事細かに話した。
勿論、関係を持っていることも隠さなかった。
唯、上司との間で不倫関係にあった女性だということは伏せた。

「佐山さんには叱られそうですが、将来を約束した訳ではないんです。
未だ、学生の身ですから。正直のところ、結婚というものにピンときません」
「ハハハ、ご心配なく。そこまで、無粋ではありませんよ。
私だって、結婚前は結構遊んだ方です。
それで、良いんですよ。女性を見る目を養ってから、伴侶は選ぶべきです。
私もねえ、数多居た女性の中から選んだのですから」

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