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クラクフでの買い物 

2015年09月11日 ナビトモブログ記事
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私は大体、旅行をしてもカメラは持たない、お土産も買わない。

でも、今回は娘の結婚式の際にドレスを貸してくれた友人と、バッグを貸してくれた友人に、何か心ばかりのものを探す予定だった。


ロシアから東ヨーロッパにかけての国々の特産物は、琥珀である。

クラクフでは、レディース・プログラムには参加せず、気楽にお店周りをする予定にしていた。


まず、ホテルでショッピングセンターを教えて貰った。

歩いて10分位と言われたが、初めて訪れた異国の10分は、私の様な要領の悪いものが地図を見ながら歩いて行くと、まあ30分くらいかかる。

でも、行ってみると其処は、中央駅に隣接している四階建ての広大な場所で、最上階にあるスーパーマーケットは特に楽しかった。

高名なブランド品店よりも、市民の集まるブティックのたくさん並んだ、新宿ルミネをゆったりとさせた様な印象だった。

案内で訊いてみると、琥珀を扱うお店は入ってないという。


質問すると英語は普通に通じるけれど、品物についているタグや看板はポーランド語ばかり。

いつもハリーナが食卓に出してくれる、サラミソーセージを見つけて早速購入。

葡萄を購入しようと思ったら、量り売りなので近くにいる婦人に訊いてみると、親切に教えてくれた。


そう、今回のホテルは朝食が付かなかったのである。

事情があって、主人の出張が直前に決まったので、委員会の会場になっているホテルは既に満室であった。

仕方なく、当ホテルから最も近い場所を予約した結果
、そこはホステルという簡易ホテルで、まあ思いがけない経験にはなったのだ。


着いた日は夜遅かったので、翌日の朝食を頼んだけれど、主人は部屋でゆっくりと過ごしたいというので、それからは朝だけ自炊にした。

ホステルなので、簡単なキッチンがついている。

ヨーロッパのパンはとにかく美味しいので、私にも異論はなく、それからのスーパー食品漁りは、楽しかった。


サラミソーセージに果物を買って、バターは小分けしたものがなかったので、ペースト状になったチーズを買った。

欲を出して、レバー・ソーセージを探したけれど、袋を見てもチンプンカンプンだし、お店の人には英語が通じない。

大学生風の人に、見当をつけた品物を見せて「これ、レバー・ソーセージかしら・・?」と尋ねると、袋の説明を眺めて「いや、これは違いますね」と親切に答えてくれる。

でも、だからと言って広いスーパーで、「じゃあ、何処に行けばあるかしら?」とまでは訊けず、諦める事に。

一見同じものでも、チーズやレバー・ソーセージなどは、ヨーロッパで食べると別物の様に美味しいのだ。


中心街の観光客が集まるマーケット・スクエアには、琥珀の装飾品を沢山並べたお土産屋さんが林立していた。

本来、琥珀は宝石ではないから、原産地ではそれほど高価なわけではない。

只私は、茶系の色合いは余り好みではないので、お土産にしてもちょっと躊躇してしまう。


訊いてみると琥珀の天然色として、茶系がほとんどだけど、グリーン系と白色系がある。

成分による違いだというのは、昨年訪れたリトアニアにある琥珀博物館で、仕入れた情報。
 
結局、全体の様子をつかんでその日は買わずに過ごしたら、ディナーでお会いした日本の方が、「高級店の並んでいる通りがありましたよ」と教えてくれた。

今回は急だったので、ガイドブックすら読んでいなかったのだ。

翌日は早速、午前中に教えて貰った通りで気に入った品物をゲット。

バッグの君はお洒落なので、日本では余り見かけない、白色琥珀の、ペンダント・ヘッドにした。

イブニングの君は犬好きなので、犬の形の置物にした。


早めに買い物がすんだので、聖マリア教会が眺められるレストランのテラスに座って、ワインを注文。

夜には、又ディナーパーティーが控えているので、食べ物は頼まず、白ワイン四分の一リットル頼むと、小さなデキャンタに入って出てきたのは、何となく嬉しかった。

聖マリア教会では、毎時鐘の音が聞こえる。

更に、かつて王宮で時刻を告げていたトランペット奏者が、演奏中に矢に当たって曲が中断した、という故事にならって、トランペットの音も曲の途中まで聞こえるのだ。

ゆっくりとグラスを傾けながら、広場を行く人を眺めていたら、トランペットを二回も聞くことができて、中々満足な一人ランチ(ワイン?)であった。



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今日は、「プリティウーマン」のDVDを見ました

シシーマニアさん

SOYOKAZEさん、こんばんは。

コメントありがとうございました。
そうですか。親友の方と似ていますか。
女性の行動範囲が多岐にわたってきて、少しずつ良い時代になってきましたね。
歌舞伎にも造詣の深い方なのですね。
私も一頃は、主だった役者は声を聞けばわかるくらいでしたが、現在は浦島太郎状態です・・。
鑑賞も色々な分野がありますが、楽しいですね。

2015/09/11 22:15:51

私の親友の一人と

さん

シシーマニアさんは、よく似ていらっしゃいます。
彼女も、英語が通じない、ヨーロッパの街を、一人で歩き、観光では得難い物を沢山持ち帰りました。
お土産も、個性的で、いつも喜んで頂いています。
違うのは、ピアノは学校教師レベル。
でも、朗読は玄人はだし。
もう一つの共通点は、歌舞伎は、演目から役者評まで、中々のものということです。

2015/09/11 12:14:00

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