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2015年08月17日 ナビトモブログ記事
テーマ:思い出すままに

娘が新婚旅行先から、写真を送ってくれる。

最初に着いたのが、私の「おお、我がウィーンよ」だったからか、懐かしがりそうな場所を、パチリ、パチリ。

次が、留学中の友人が住んでいる、プラハから。

なんと、プラハへは、ミュンヘンに留学中のお仲間も、夫人同伴でお祝いに駆けつけてくれたという、美しいお話。


娘は大学時代、他大学のバスケット部のマネージャーをしていて、とても楽しい青春時代を送ったらしい。

自分の大学よりも、隣駅のバスケ部に足を運ぶ方が多かったのではないか、と思うほどに・・。


母親の分際で、言うのもおこがましいけれど、娘の通っていた大学は、実にすばらしいと思う。

多分、出席日数では相当問題になって居たのだと思うのだが、殆どレポート提出で無事卒業できたのだから。

レポートを提出しに行って、一体どなたが指導教官なのか顔をよく思い出せなかった、等と不埒なことまで言っていた。

娘は、就職が決まっていたので必死だったらしい。

今までに、一番真剣に勉強した、と言っていた。

大学側が、結局学生を信頼している、ということだと思う。


私が留学していたウィーンの音大では、試験は卒業試験だけであった。

しかも、卒試を受けるためには、担任の教授の推薦があるか否か、それだけであった。

多分、在学中に何度もクラスの演奏会があったり、国際コンクールを受けに行ったりなど等、教授の判断材料も様々だし、基準も開かれたものではあったけれど・・。


その代わり、というのもおかしいが、卒業試験の曲目の膨大さは、当時世界一と言われていた。

延べ時間にしたら、どのくらいになるのだろう。

リサイタル三回くらいの分量とでもいおうか。


そんな風に、学生達を自由に学ばせる環境は、素晴らしい。

でも多分、それは単純な問題ではないのであろう。

ウィーンの音大も、卒業できる学生の数は、多くはなかったから・・。


そしてこれは、芸術分野(その大学は、音楽と表現芸術)だから可能なのかもしれない。

卒業資格があってもなくても、その人の実力だけがものをいう世界だから。



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リベラル、といった方が身近ですね

シシーマニアさん

SOYOKAZEさん、こんにちは。

コメントありがとうございました。
自由、というのは本当に難しいですね。
持て余して、御しきれないケースが多々ありますし。
振り返ってみて、あれは自由だったのかも、という位が妥当なのかも知れませんね。

創作は、無から築き上げる訳だから、これ以上の自由はありませんよね。
付随する困難は、はかり知れないでしょうけれど・・。

2015/08/17 16:30:39

日本も

さん

見習ってほしいですね。
芸術分野だから・・それはあるでしょう。
でも、小さく纏まって、ノルマ達成に追われるような、しかも3年生になったら、大学生というより、就活生みたいな大学に疑問を持っています。

お嬢さんは、素敵な大学時代を経て、思い出の地への新婚旅行。
お幸せですね。

2015/08/17 11:46:42

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