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敏洋’s 昭和の恋物語り

長編恋愛小説 〜水たまりの中の青空・第一部〜(十四) どうして僕の周りには 

2015年07月01日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



「実はね、誰にも言っちゃだめよ。私、道ならぬ恋をしてるの。妻子ある男性と…。その人を忘れる為も、あるの」
深い溜め息をつきながら、小原は意外な言葉を告げた。

「割り切っていたつもりだったけど、やっぱりだめね。
やだ、私ったら。どうしてこんなことを、ミタちゃんに話すのかしら。
ミタちゃん。私のこと、忘れないでね。こんな馬鹿な女が居たって、時々は思い出してね」
小原の目から、どっと涙が溢れた。
「はい勿論です、涼子さん」

勿論です。そう答えたとたんに、彼の中出暴れ出す言葉があった。

偽善者、偽善者、偽善者…

牧子のことが思いだされた。
?牧子さんも浮気をしていたんだ。相手が誰なのかは、とうとう教えて貰えなかった。
僕じゃだめですかって、思い切って告白したのに、笑ってごまかされた。
好きだけど、結婚相手じゃないって?

地に足の着いていないことだということが、彼には分からなかった。
「ボクちゃんの気持ちだけ、もらっておくわ」
学生という身分を捨ててもいいと、思う彼だった。
吉田が陥った恋地獄に、彼もまた入っていった。

牧子によって与えられる歓びに、どっぷりと入り込んでしまった。
ユミは、ホステスだという薄皮一枚のベールがあった。
しかし牧子は、仮にも女性警察官だ。遊びという感覚はなかった。

?どうして僕の周りには、浮気している女性ばかりが‥‥?
そんな思いが、彼の頭で回り続けた。

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