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敏洋’s 昭和の恋物語り

長編恋愛小説 〜水たまりの中の青空・第一部〜(十四) 子供たちの質問攻め 

2015年06月14日 外部ブログ記事
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「はいはい、もうその辺にしょうね。
みんな、この席順表で座ってくれてるのかな? 
先生、これを見て名前を覚えていくからね」
「はあい」と声を上げながら、それぞれの席に着いた。
彼のテキパキとした物言いに、うんうんと頷きながら
、満足げな表情でオーナーが教室を出た。途端に、子供たちの質問攻めが始まった。

「先生の通ってる大学は、どこですか?」
「先生は、どこに住んでるの?」
「家族は、何人ですか?」
「好きな食べ物は、何ですか?」
「好きな科目は、何ですか?」

教室には十三人の子供たちが居るが、彼には十三人の刺客のように感じられた。
敵意とまでは行かずとも、講師としての力量に疑いの目を向けているように感じられた。
全員が有名私立中学を目指す子どもたちだ、彼に対する要求も厳しいものがあって当然だった。

「分かりました、分かりましたあ。でも、みんなの質問に全部答えていたら、今日の授業が終わってしまいます」
「えゝ!そ んなの、おかしい。教えてえ!」
「えゝっと、君は、日野さんだね。それじゃ、こうしょう。
質問したいことをメモ書きして、先生に下さい。終わってからだよ。
そしたら、次の授業時に返事します。それで、いいかな?」
「はーい、いいでーす」

「先生、先生。たけし先生って、呼んでもいいですか?」
「あゝ、いいよ。えっと、深堀さんかな? 他のみんなも、たけし先生って呼んでくれるかな?」
「はーい、たけし先生」

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