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毎日が、パーティー気分で　

2015年06月01日
テーマ：シニアライフ

きっかけは、先日泊まった友人宅の、ティーポットだった。

お母様が、ロンドンのハロッズデパートのお土産コーナーで買っていらしたという、大きなティーポット。

英国生活の長いその友人によれば、ポットは球形というのが、茶葉をジャンピングさせるのに適しているのだという。

そして、厚手の陶器。

私が10年来使っているのは、銀メッキの施された金属製のポットで、扱うのに割れる心配がないので重宝している。

でも、そろそろ飽きてきたし、陶器のポットで毎日美味しいお紅茶が飲みたくなった。


私はもともと紅茶派で、子供がやっと陶器のお茶碗が扱えるようになった頃から、ティータイムはいつもお紅茶だった。


最初、赤ん坊だった子供達のために使用していた食器はコレール。

アメリカへ転居する飛行機の中で見た映画が「クレイマー・クレイマー」だった。

その中で、ダスティン・ホフマンが作っていたフレンチトーストが、米国滞在中の我が家での朝食の定番であった。


アメリカ生活は、なんでも巨大だ。

お部屋も、テーブルも、お皿も、パンやお肉のパッケージも・・。

私は、スライスされた何十枚もの食パンを買ってきては、毎朝ミルクと卵に浸して焼きあげ、シロップをかけて大皿に盛る。

お皿もカップも、コレール製だから軽いし簡単には壊れない。

小さな子供にはぴったりであった。


でも日本の生活では、大ぶりでラフなコレールはちょっと場違いでシックさにも欠け、子供たちが陶器のティーカップを扱える様になった時は嬉しかったなあ。


それから、食器の変遷は色々あるけれど、基本的にはパターンや色が揃う、というのが好きなテーマであった。


我が家には、来客用一式の中の大きなティーポットと、普段使い様一式の大きなティーポットがあるけれど、両方とも英国製なのに、なぜか球形ではないのだ。


最近は、ランチタイムも退職した主人と一諸なので、お昼は簡単に、素うどんじゃないけれど、素パンで済ませることが多い。

でもお紅茶だけは、美味しいものをたっぷりと、気分は贅沢に・・。


そこで私は、球形のティーポットを探し始めたのだ。

デパートでちら見をすると、小型のものでも数万円で、大型の素敵なものだと桁が違う。


ところが、ネットで探してみたら・・。

ウェッジウッド社の球形の大型ティーポット1000ccというのが現れた。

楽天のセール品である。

毎日のランチタイムは、楽しく過ごそうと考えた私は、それからマグカップペアと、お皿も二枚註文。

揃えるといっても、たかだか二組だから、気楽なものだ。

只、これらには金線が施されているのだが、我が家にある普段使い用のカトラリは、ステンレス製である。

そこで、ケーキ用フォーク、パンにバターをつけるためのナイフを、それぞれ金メッキバージョンで探し求め、最終的には茶こしも金色タイプを見つけ出した。


昨日は、新しいバージョンで揃えた、素パン・ランチ、初登場だった。

そしてそれは、少し遅い時間だったこともあり、さながらティー・パーティのような気分であった。

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