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敏洋’s 昭和の恋物語り

長編恋愛小説 〜水たまりの中の青空・第一部〜(十三) お・き・ろ・おぉぉ! 

2015年05月29日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



「座れよ」
泣きじゃくる早苗をなだめながら、早苗の肩を抱くようにしてベッドに座らせた。

「お兄ちゃん、真理子さんをどうしたの!」
突然、早苗が詰め寄った。
「な、何を言い出すんだ。真理子さんのことは、関係がないだろうが。
今は、お母さんの話をしてるんじやないか。
第一真理子さんのことは、早苗には関係がないだろ」
早苗は彼にしがみつくと、彼の言葉を遮るように
「関係あるもん。早苗はお兄ちゃんの許嫁だもん。お嫁さんになるんだもん」
と、震え気味の唇をぶつけてきた。

翌朝、彼の目覚めは早苗の元気な声によってもたらされた。
「お〜い! お・き・ろ・おぉぉ!」
早苗は、彼の上に馬乗りになって起こしにかかった。
昨夜の寝付きが遅かった彼は、肩を揺する早苗の腕を掴みそのまま引き寄せた。
突然に抱きしめられた早苗は、恥ずかしさで一杯になった。
と同時に嬉しさがこみ上げ、上半身裸の胸に顔を埋めた。
「うーん、まだ眠いよお」

彼は夢見心地のまま、彼にしてみれば牧子である早苗の唇に吸い付いた。
昨夜は自ら求めた彼の唇が、今朝は彼が求めてきたことに、早苗は夢見心地になった。
“どうしょう、どうすればいいの?”と、慌てふためくばかりだった。

彼は体を反転させると、Tシャツの裾から手を滑り込ませた。
早苗はそんな彼の行為に戸惑いを覚えつつも、霞のかかったような頭で、為されるがままだった。
固さの残る胸に触れた彼は、その時初めて牧子ではないことに気が付いた。
「牧子さーん。えっ?! 、早苗!」
顔を上げた彼は、気まずさを隠すように怒鳴った。

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