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音楽HP作りと自然探訪と…
「晴れたらいいね」オフ会 石老山(その3)
2015年04月13日
テーマ:自然探訪
12時30分、石老山山頂を後にする。西へ緩やかに2分ほど下ったところに三等三角点694.3mがある。石老山山頂の標識は、建てた当初はきっとこの標高を書いていたのだろう、相模湖町の標柱も、藤野町の標柱も、そして東海自然歩道の案内板も、それぞれ、702mと書いたプレートで隠して訂正してあった。三角点から直ぐのところで、道が二分する。どちらもかなり急な下りである。南東に下る道は東海自然歩道、それを進むと一旦篠原の山里に下ったあと、石砂山578mに続く。自分は一昨年、このコースを下り、牧馬峠を越える車道を延々と歩いて、道志川沿いの青野原に出てバスで三ヶ木に出て、バスを乗り継いで帰ったことがある。国道413号線だが、バスは日に3-4往復しかない。れんげしょうまさんは、石砂山へ向かってもいいと覇気十分だったが、むしろ自分の方がこのところ山歩きを続けて居らず、3月22日に逗子市の周囲を27000歩ほど歩きまわったら2日ほど足が痛かったこともあり、歩くことならヘッチャラと思っていた時期から衰えを感じていた。
当初の計画通り、一般コースである北西の大明神展望台へのコースに向かう。大明神展望台まではずっと尾根道だが、やや急な下りと、ちょっとした登りの繰り返しが6,7回あって、徐々に高度を下げる。始めのうちは寒さで手が赤くなった。軍手は持っていたが、カメラをいつでも使いたくて素手だった。時折尾根の左側には木立の隙間から篠原の里が見える。石老山と大明神展望台の中間くらいまで来た時、急に明るくなって陽が射してきた。見上げると、僅かな雲の切れ間に青空が覗いていた。暖かな日差しを浴びると改めて太陽光の威力は凄いと感じる。また雲に閉ざされてしまいそうな小さな青空だったのだが、やがて青空の面積がぐんぐん広がり、しばらくすると晴天となった。やっと予報の晴れになった次第だ。
尾根道では、ダンコウバイとアブラチャンの似た黄色の花を見比べたり、クロモジの芽吹き、コウヤボウキの枯れ花と芽吹きを見たりした。日当たり良い所にはタチツボスミレ、やや日陰はナガハスミレサイシンの2種のスミレが住み分けているのも見られた。1時9分、石造りの小さな祠のある標高551mの大明神山に着いた。木々の隙間からプレジャーフォレストの観覧車が見えた。運転はされていないようだった。その麓には桜の並木が2筋ほど見える。ここから尾根を15mほど下り、同じ位登り返すと、コンクリート製の展望デッキのある大明神展望台である。1時15分の到着だった。
快晴とも言える程の晴天になっていた。展望デッキに人影はなく、眺めを独占してたっぷりと休憩をとった。眼下に相模湖と、相模湖大橋のアーチ、そして相模湖を作っているダム堤。その左に相模湖駅付近の町並み、中央道が山裾を奥の小仏トンネル向かってカーブして伸びている。影信山や小仏城山も今はスッキリと見える。右は相模川の下流側、南高尾山稜が連なった先に、津久井湖の湖面も見え、橋本地区のビルも見える。左方向は相模川の上流、陣馬山の雲もすっかり無くなり、上野原の町や扇山も見える。更に西南西方向に目を転じたら、折り重なる稜線のシルエットと雲の間に鈍く光る雪の斜面が見える。富士山の南東斜面だ。多分4合目付近になるだろう。残念ながら5合目より上は見る事ができなかった。南東には歩いてきた石老山の山頂も見えた。遅ればせながらの晴天だったが、ともかく、この大明神展望台で晴れてくれたのはラッキー、石老山山頂の薄ら寒さが嘘のように感じた。20分余り、景色を眺め写真を撮りキブシの花に吸蜜にやって来た大形の蜂などを見ての休憩だった。
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写真1枚目は大明神展望台からの相模湖、2枚目は大明神展望台からの富士山
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