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「晴れたらいいね」オフ会 鎌倉朝比奈切通し+α(3/4) 

2015年03月11日 ナビトモブログ記事
テーマ:自然探訪

1時過ぎに、瑞泉寺からの天園ハイキングコースと合流する尾根に出た。展望の効く場所に出てみたが、逆光でもあり景色はやや霞んでいた。鎌倉市街地の先に稲村ヶ崎、そして相模湾を隔てて箱根から伊豆半島への山のシルエットは分かったが、その先の富士山は見えなかった。空気が澄んでいれば当然望める角度だったが…。

瑞泉寺の裏山に当たる尾根道には、ヤグラと呼ばれる岩壁を彫り込んだ各穴が随所に見られる。これは、鎌倉時代の納骨場所で墓である。しばらくあまりアップダウンのない尾根が続いたあと、ちょっとした急登の先の尾根が切通しになっている所がある。切通しの直前の道上に貝吹地蔵の石像がある。新田義貞の鎌倉攻めで、東勝寺で自害した北条高時の首を、家来が埋葬する案内を地蔵がしたという伝説があり、地蔵は左手に吹き鳴らしたという貝笛持ち、右手には首を乗せている。石像は名前こそ地蔵だが、普通の地蔵とはまるで異なっていた。

貝吹き地蔵を1時15分に通過。切通しを過ぎると天台山の東面の巻き道になりしばらく緩やかな傾斜の道になる。15分程で亀ヶ淵に下る道を分け、天園茶屋が見える所に着く。茶屋は山腹に1軒と少し登った大平山の頂上近くにもう1軒ある。道は中腹の茶屋の前を通る道と、尾根の露岩の上を越える道に別れているが、露岩に上がった。岩上からからは鎌倉市街方向の眺めが良い。

1時37分、天園茶屋に到着。横浜市の栄区側のゴルフ場脇から車道があるのでメニューもいろいろある様子。ちょっと覗いてみたが、結局はパス。茶屋脇には横浜市最高地点大平山159.4mの看板があった。ちょっとアップダウンのある車道を150mほど行くと、ゴルフコースの上に出る。そこには公衆トイレがある。出発駅以来トイレは無かったので、皆さん用足しをする。ゴルフコース越しには、横浜港のランドマークタワーがはっきり望めた。3人のゴルファーが打ち下ろしのティーショットを打ち終えるのを見届け、再出発。間もなく広場があり、7,8人のハイカーが枯れ草の上で休憩していた。空には鳶が一羽旋回していた。常に人が休んで何かを食べたりする場所なので、鳶も心得ている様子。広場の北側はゴルフ場のフェンスがあり、寺院風の屋根の鎌倉カントリークラブのクラブハウスが間近にある。南側は急傾斜で落ち込んでいて、安全のため縁まで行かぬようにロープが張られている。そこからは、鎌倉市の市街地が見下ろせ、展望が良い。広場の西端は露岩の山になっていてコースはその上を通る。

露岩の頂上のフェンス越しに、ゴルフコースと低い尾根に囲まれた住宅地が見え、さらに尾根の先にはランドマークタワーを含む横浜市街のビル群が見える。そのフェンスには、大平山 鎌倉市最高地点154.2mという札が付けられていた。地理院の地図上の大平山は、ここではなく前記の天園茶屋の裏手の山になっている。ここからのコースは少々アップダウンがある。また展望もなくなり深山の趣のあるコースになるものの、長くはなく、やがて尾根の右下直ぐに、今泉台の住宅地が見え隠れするようになる。

2時13分、十字路に着く。左に下れば覚園寺、右に下れば僅かの距離で今泉台6丁目の住宅地に出る。ここは正面の尾根に向かう。ちょっとした急登もあり、再び深山の趣が戻る。しばらく歩くと、固定ロープのある岩場があった。天園ハイキングコース中唯一のロープ付き岩場の登りだった。高さにして2m位か。足場は階段状にあるので、ロープが無くとも大丈夫だったが、下りだったらやはりロープは有り難かったかも知れない。

2時19分、大きめのヤグラの脇を通る。中には4体の仏像があったが、その全部が頭部が無かった。このヤグラのある岩の上には弘法大師像があるので、上がってみた。2時30分、建長寺の真上にある勝上献展望台に到着。弘法大師像からここまでの間に、若宮大路が鶴岡八幡宮から由比ヶ浜にまっすぐ伸びているのが見下ろせる十王岩があったはずだが、今回は気づかずに通り過ぎてしまった。一昨年の2月下旬にやはりサークルのオフ会でここを通った時には、岩の上に上がって写真を撮っていた。弘法大師像から直ぐのところだったかも知れないが…

勝上献展望台は標高145m。展望デッキとベンチがある。ここで小休止。眼下に建長寺の伽藍の屋根が立ち並んでいる。低い尾根越しには鎌倉市の中心部と相模湾が見えた。箱根から丹沢の眺めも良く富士山も見える位置だったが、相変わらず富士山の姿を確認することは出来なかった。直下の谷合に鎌倉学園のグランドがあり、野球練習の掛け声や打球音が聞こえていた。
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写真1枚目は、貝吹地蔵、2枚目は大平山からの横浜市中心部遠望



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