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独りディナー
アメリカでのママ友
2015年02月06日
テーマ:アメリカ
私達が住んでいたアパートは、短期滞在の大学職員たちの為の住居で、半分はまだ長期契約に至っていない若いアメリカ人たち、あと半分は私達の様に海外からきた家族の集まりだった。
200世帯位、住んでいただろうか。
大学の構内は車両進入禁止だったので、ご主人たちは、自転車に乗ったり、歩いて出勤していき、それはちょっと小さな村の様な感じでもあった。
子供達と公園のブランコで遊んでいるママたちは、外国から来た人たちもいたけれど、彼らの殆どは英語も堪能で、大学で勉強していた時にご主人に出会った人も多く、既にアメリカの社会に溶け込んでいる様子だった。
そして彼らは、自己紹介の時に、「子供が生まれる前には、こんな仕事をしていました」と付け加えるのが普通であった。
だからブランコに座りながら、ママたちがお互いに話す事と言えば、「子供が何歳になったら、仕事に戻れるかしら・・」というのが、最も盛り上がる内容なのであった。
ある人は「まあ、三歳半かしらね。幼稚園にも行くようになるし・・」と言えば、「ナースリー・スクールは二歳半から行けるわよ」という人もあり、「子供は、母親が手塩にかけて育てるべき」等という考えは、彼らの中には微塵もない様に見受けられた。
お互いに若い研究者の家族だから、まだみな貧しくて、自分の時間を確保したくても、ベビーシッターを雇うゆとりはなく、子供の世話は一人であっても数人も大差ないのだからと、お互いに子供達を預け合っては時間を捻出して、勉強をしようと努力している様だった。
30年以上前のことである。
その街には、アダルト・スクールと呼ばれる授業料免除の夜学があって、そこでコンピューター・スターディを勉強している人が多かった。
既に将来性のある分野だと、思われていたのだろう。
そこで意欲的なママ友だちと出会った事は、私にとって、色々教えてくれる友人達ができたのみならず、それからの生活には欠かすことのできない、強力な助っ人との出会いでもあった。
そんなある日、主人が、「音楽会の記事が出ているよ」と地元の無料配布新聞を見せてくれた。
其処には、女性の指揮者が女性ばかりのオーケストラを指揮していた記事が出ていて、「彼女の夫は、フレンチ・デパートメントのチェアマンをしている・・」と書かれてあった。
「へえ。此処には、フランスのデパートがあるんだ・・。小さな街なのにね。ご主人は、椅子売り場の人なのかしら。」と想像を巡らせたほどに、それまでの私は、およそ英語に縁のない生活を送っていた。
だから、主人が横で「この人は、フランス語学科の主任教授の奥さん、ってことか・・」とつぶやいてるのを聞いて、「この期に及んで少し位英語の勉強してみたところで、今更遅いよなあ」とわが身を考えて愕然となったのだ。
むしろ、これからは音楽の方面で自分にできる事を何か探すべきなのではないか、という企みがむくむくと沸き起こってきた。
そしてそれは、お騒がせのアメリカ生活がいよいよ佳境に入っていく、まさに兆しであった・・。
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ネット小説サイトも見ましたが
読者層が低年齢だから、ライトノベル、所謂、面白くて読み易い、絵の無いコミックが多いように感じました。
開いた途端に少女漫画みたいな絵が出て、引きました(-_-;)
私が、書きたいのはもっと大人向けの作品です。
だから、駄目元で書きたい物を書いてみます。
ネットで読める、本格小説は著作権が切れた物だと思います。
2015/02/07 16:14:50
そうなのです
喜美さんこんにちは。
いつも読んで下さって、有難うございます。
家庭を持っての海外生活は、単身とは全然違いますね。こちらの方が私は、ずっと面白かったです。色々な方面から覗く事が出来て・・。
喜美さんも、海外生活をしてらしたのですよね。若い時にしかできないことも多いですし、経験は後になると良い思い出です。
2015/02/07 15:58:25
新人賞狙いよりも・・。
SOYOKAZEさん、こんにちは。
荒療治かも知れないけれど、最初から「新人賞」等と言わず、もっと大きなものを目標になさっては如何でしょう。
「順を踏んで」というのが、必ずしもベストとは思えません。
穴場狙い、と言葉で言うのは簡単ですが、この人口の多い日本では難しいでしょうか・・。
ネット小説というのは、どうなのでしょう。ブログとはスタンスが違うだろうと思いますが。クリック一つで読める小説は、何しろ読者が読みやすいですよね。収入にはつながらないでしょうけれど、読者がつくというのは、大きいのでは?
2015/02/07 15:54:02
外国生活
始めは慣れるまで幾ら若い時に
留学していても家庭持ってのお付き合い
色々あったでしょうね
まわりの人は良い人たちで環境も良いし特別な所でしょうから良いお友達にもお会いできたのね 幸せ。
私にもわかるから貴女のブログ好き
2015/02/07 10:29:08
創作でなくエッセイでよいのです
シシーマニアさん おはようございます。
創作でなく、このままで、興味深いエッセイになります。
唯一、ブログで発表しても可の公募ではエッセイ部門もありました。
ただ、出版社ではなく、マネージメントをする社のようで、そこが心配なので、私は避けましたが。
大賞に選ばれたら100万、そして出版という事でした。(何処かの出版社に売れたらということでしょう?)
2015/02/07 08:37:16
コメントを戴くだけで、万歳です。
パトラッシュ様
嬉しい事を言って下さって、有難うございます。
現在の私は、思う存分に文章を書ける場を見つけて、とても充実しています。以前は、メールや手紙に長文を書き連ねて、ちょっと相手に引かれることが多かったのです。
でも、いつの日か「創作」できる時が来たら、新たな野望も芽生えるかも知れません・・。
2015/02/06 20:03:09
ゆくゆくは・・・
私も、SOYOKAZEさんと同意見です。
多くの人が、興味を抱くであろう内容を、とても読みやすい文に定着させています。
昨日今日、書き始められた方ではなく、既にして、かなりの修練を経ておられると、想像しております。
シニアナビという、狭い世界に置いておくことが、正直惜しまれます。
いずれ、出版と言う形を目指しても、よろしいのではないでしょうか。
2015/02/06 19:17:14
有難うございます。
SOYOKAZEさん、今晩は。
思いも寄らなかったアドバイスを戴いて、とっても嬉しく読みました。
でもきっと、SOYOKAZEさんは創作活動をしていらっしゃるから、私とは立ち位置が違うのでしょうね。
私の場合は、創作ではないので、何かに投稿したり応募するとは考えた事がありませんでした。
読んで下さる方がいて、コメントも戴ける、という事で私はもう有頂天という感じです。
年に不足はありませんが、まだビギナーなのです。
でも、有難うございました。頑張ってね!
2015/02/06 17:42:53
ママの意識は、色々ですね。
吾喰楽さん、今晩は
コメント有難うございます。海外での所帯じみた話も、たまには良いかな、等と思って書いてみました。
2015/02/06 17:32:02
勿体ないかも?
シシーマニアさん こんにちは。
素晴らしい文章と共に、見知らぬ異国での暮らし、読んでいて、とても楽しいのですが、ナビに発表は勿体ないと、今の私は思っています。
今は、優れたエッセイは、公募も多く、でも、ブログであっても掲載して発表してしまうと対象外になります。
私は、ナビで育てて貰ったのに、少々後悔する部分もあります。
シシーマニアさんは、最初から洗練された文章なのですから、書き溜めて、何かに応募してみては!と思います。
2015/02/06 12:01:22
先が楽しみ!
こんにちは!
今朝は冷え込みましたが、風もなく良い天気です。
面白くなって来ましたね。
未知の世界ゆえ、興味深く拝読しています。
先が、楽しみ!
2015/02/06 11:11:31