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シャガール 

2014年12月16日 ナビトモブログ記事
テーマ:趣味

シャガールの若い頃の作品に「安息日」という絵がある。

ユダヤ教であるシャガールの描いた、安息日を過ごしている家族の様子。

大きな柱時計が時を刻み、家族は所在なさそうにテーブルを囲んで座っている。

ユダヤ人と言えば、ベニスの商人に代表される意地悪な金貸しのイメージもあるけれど。

周知の様に、学問や芸術の世界では、ユダヤ人抜きには語れない程、優れた人々を輩出している民族である。

そして、安息日の絵。

ユダヤ教に詳しい訳ではないけれど、安息日とは、何もせずに神様の為に過ごす一日らしい事は、小説などを読んでいると想像できる。

そうなのだ。

ユダヤの人々は、週に一日何もせずに過ごす。

つまり、人生の七分の一を、彼らは何も行動せずに過ごすのだ。

ゆったりと過ごしながら神様と対話していれば、人生に関して、歴史の流れ、数学や自然に関して湧き上がる疑問、何かを発想をしたり、小説のテーマや音楽のモチーフ等も頭の中に浮かび上がるのかも知れない。

そうやって何もせずにゆっくりと流れていく時間こそ、形而上学的な発想を無限に膨らませていく土壌であるという事を、歴史上の人物たちは語りかけてくる・・。

私とは、真逆の世界。



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