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パトラッシュが駆ける!

批評家嫌い 

2014年11月16日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

あるコミュニティの日記帳に、靖国神社のことを書いた。
もう何年も、前の話である。
そうしたら、じきにメールが来た。
さすがに、世間の並みの神社とは違い、賛否の分かれる問題を、
内包している。

未知の会員からであり、そこには、質問の形を取りつつ、
私とは反対の意見が、述べられていた。
論争を求めているようだ。

政治と宗教の話は、いくら論じたところで、
折り合いの付くということがない。
私は、不毛の議論をしたくない。
あれは私見であり、ご理解頂けないとしたら、
それは、私の不徳の至すところですと、
あっさり逃げてしまうことにした。

そうしたら、追いかけて、またメールが来た。
批判に対し、答えを拒むのであれば、
そもそも公開する意味がないと、嵩にかかっている。

自己紹介も何も、なされていない。
挙句に、私の名前を、書き間違えている。
彼は、書き上げたメールを、読み返すことも、しないようだ。

その傲慢さに、腹が立った。
「上から目線」という言葉がある。
彼の場合は「上からメール」だ。

私は、その非礼を、指摘した上で、私の意見は、書いてある通りです、
どう解釈されようと、それはご自由ですと突き放した。
さらに書いた。
私には、私の考えを理解し、賛意を示してくれる、
少なくない数の、読者が居ます。
その方々のために、日記帳は続けますと。
それで終りにするつもりだった。

プロフィールを見ると、彼は、海外に長く駐在した、元会社員のようだ。
きっと社内では、然るべき地位にあったのであろう。

一ヶ月ほど経ち、またもやメールが来た。
「誤解されたまま、終わらせたのでは、一文の得にもならないから」とある。
彼は、何を求めているのか・・・
その意とするところが、わからない。
それにしても「一文の得」とは、また古い喩えを言う。

私はたまりかね「不愉快です」と書き、メールはもう、
これきりにしてほしいと、返信した。
後にも先にも、私が読者に対し、これだけはっきりと、
拒絶を伝えたことはない。

さすがに、それきり、メールは来なくなった。
その後しばらくして、そのコミュニティは、解散した。
従って、彼のその後を、知る由もない。

彼は、もしかすると、友人が欲しかったのではあるまいか。
三度目のメールに、私は論争するつもりではなく、
疑問を正したいだけだと、言い訳のように書いてあった。

しかし、それならそれで、どうして謙譲の意を、示さなかったのであろう。
俗に言えば「下手に出て」だ。
しかし、彼には出来なかった。
著名企業の、エリート社員に、ありそうなことだ。
自分からは、頭を下げられない。
会社に居るうちは、それでもいい。
しかし、一旦リタイアし、この世に還俗すれば、
かつての肩書なんぞ、もう通用しない。
その辺を彼は、わかっていなかったようだ。

以上はあくまで、私の推測である。
「誤解されたままでは・・・」という一節が、
私を、その推測に至らしめている。

しかし、面倒くさくなった。
以来、政治と宗教の話題には、あまり踏み込まないことにしている。

 * * *

批判から入る。
あわよくば、そこから、付き合いの糸口を、掴もうとする。
そんな例は、実社会にもありそうだ。

例えば、不器用な男が居る。
心惹かれる女性が居るのだが、好きとは口に出して言えない。
そんな時に、彼女の瑕瑾を見つけた。
些細な過失または、論理の矛盾であるけれど、それを、
ことさらに指摘する。
相手が、感謝してくれればよし、しなくても、そこから
何かのきっかけが、生じないとも限らない。
真意を悟られないためにする、一つの陽動作戦であろう。
私の例も、そんな図式に当てはめてみると、すっきり答えが出る。

世の中にはまた、批判の好きな者が居る。
俺には、能力がある。
しかし、世間は、それを認めてくれない。
それが、彼の中に、マグマのように堆積し、何かにつけて、
他者への批判となり、時に噴出する。

批判することは、楽しい。
被批判者との間において、相対的優越感を抱けるからだ。
それが、ほんの一時の、自己満足に過ぎないとしてもだ。
世の中に、批判する者の、多い由縁である。

しかし、損だなあと思う。
人との付き合いを、わずかな優越感と引き換えに、自ら狭くしている。
ほんの少し、自分を謙遜させるだけで、相手もまた、良い気分になる。
私なら、断然、その方を選ぶのだが。



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geotechさんへ(続き)

パトラッシュさん

「逆鱗する」「逆鱗させる」とする例を、私はこれまで、見たことがありません。
あなたは、何処かで実例を、ご覧になりましたか?

「名詞+する」で、ある動作を表すことは、確かにあります。
しかし、どの名詞であっても、それが行われるわけでないことは、
当然ご存知だと思います。

例えば「お茶する」は、昔はなかった言葉ですが、近年用いられるようになり、
次第に市民権を得つつあります。
では、それに模して「お酒する」との言い方は、まだ用いられません。

「逆鱗する」「逆鱗させる」は、容易に世間から、認知されないはずです。
「逆鱗に触れる」という、非常に明快な慣用句が、傍らにあるからです。
この感覚的にも分かりやすい語句を捨て、
敢えて生硬な表現を用いる理由がないからです。

新しい慣用句を作ろうとの、あなたの試みであるなら、
それはそれで、自由ではありますが、私のブログ内でのそれは、
ご遠慮頂きたいと思っております。

2014/11/19 08:50:59

geotechさんへ

パトラッシュさん

私は原則として、人様の書かれたものに対し、求められない限り、
批評、批判をするつもりはありません。
また、語句や文法の、誤りを指摘することも致しません。

しかしながら、私のブログ内においては別です。
私に向けて書かれたコメントであるからには、そこに明白な誤りがあれば、
指摘するようにしています。
(変換ミスは、この限りでありません)
喩えて言えば、咀嚼する食物の中に、小石が混じっていたような、
違和感があり、それに耐えられないからです。

字数の関係で次へ

2014/11/19 08:48:43

ありがとうございます

パトラッシュさん

ウィールマンさん、
私の言い足りなかったことを、補足し、完璧に仕上げて下さり、
大変感銘しております。

私は、あなたのことを、見間違っていたようです。
吾喰楽さんとのやりとりが、何時も機知に富み、
ユーモアにあふれていたこともあり、
磊落で小事に拘らぬ人とお見受けしていました。
実は、確たる識見と、深い教養を持ったお人だったようです。

"IF YOU HAVE GOOD THINGS TO SAY DON'T SAY IT"
これを覚えておきます。
このような言葉を、知り得ただけでも、
ブログを公開していてよかったと思います。

2014/11/18 09:25:01

geotechさんへ

パトラッシュさん

> ただ冷静に考えると、日記帳の記事にも、
> 言い回しとか、別の意見を受け入れない雰囲気など、
>反対意見の人を逆鱗さす要因があったのかも知れませんね。

とのこと、
想像されるのはご自由ですが、
私としては、上記のようなことのないように、冷静に考え、
推敲を繰り返し、細心の注意を払ったつもりでした。

尚、失礼ながら、
「逆鱗さす要因」は、文法上おかしいです。
動詞「させる」(サ行下一段活用)の連体形は「させる」です。
仮に文語の動詞「さす」(サ行下二段活用)の連体形として用いるなら、
それは「さする」になります。

2014/11/18 09:22:24

パトラッシュさん その2

ウイールマンさん

こちらでもこのように言うんです

"IF YOU HAVE GOOD THINGS TO SAY DON'T SAY IT"
”もし良い事が言えないんだったら、何も言うな”と

これを昔一緒に仕事していた仲間から言われました。

この年になって、この言葉の本当の意味がわかり始めたような気がします。

500字以上になってしまいましたので、分けてコメントさせていただきました。

2014/11/18 03:45:22

パトラッシュさん その1

ウイールマンさん

非常に興味をそそるブログです。

ジャストアバウトな性格なので、普段なら斜めに文章を読むのですが、今回はじっくり読まさせていただきました。

特に批判に関する件においては、パトラッシュさんの考え方に対し非常に感銘致します。

人間というものは、何か優越感などを感じたいがために、すぐ批判を始める。

まあ昔風に言えば "井戸端会議" のアジェンダみたいなものでしょうが。

人間の中に潜んでいる、闘争本能みたいなものではないかと思います。

人生長い間生きてると、つい脇が甘くなり他人への批判をしてしまい、しまったと思ったときはすでに遅し。

一度出してしまい相手に突き刺さった言葉は、もう撤回しようがない。そしていつの間にか自分の世界を狭くしていってしまう。

そんな事の繰り返しになっちゃうんですね。

2014/11/18 03:44:13

触らぬ神に崇りなし

geotechさん

よくそのような輩と数回にしろ
メールのやりとりをしたものです。
私だったら関わらないで放っておきます。
パトラッシュさんはきっと根が真面目なのでしょう。
ただ冷静に考えると、日記帳の記事にも、
言い回しとか、別の意見を受け入れない雰囲気など、反対意見の人を逆鱗さす要因があったのかも知れませんね。

2014/11/17 17:04:09

自然体

パトラッシュさん

reiさん、
世の中には、いろいろな人が居て
特に男は、在職中に纏っていた鎧を、脱ぐことが出来ずに、リタイア後も、それで通してしまいがちです。
その結果、対人関係が上手く行かないのも、当然です。
その点、女性の方が、現実的ですね。
切り替えが早いです。

私は、商人でしたから、その点は抜かりないです。
でも、女性を相手にするときは、なかなか自然体で行きません。
つい、緊張してしまいます。

2014/11/16 18:22:44

政治、宗教は・・・

Reiさん

私もブログの話題としては、政治や宗教は避けてしまいますね。
それこそ、個人の問題ですから。

でも、その方、やはり友達が欲しかった・・・かまってほしかったのかもしれませんね。

それならそう言えばいいのにね!

2014/11/16 17:22:49

ご用心を

パトラッシュさん

彩々さん、
そうですね。
その人が自身のブログに、自分の考えを発表するのは、一向に構わないわけで・・・
これを見て下さいと、こう来るべきだったでしょうね。

おやおや、居ましたか、そんなストーカーみたいのが・・・
彩々さんは、才色を兼備された方なので、ちょっかいを出したいやつも、
少なくないと思います。
くれぐれも、お気をつけ下さい。

来週に、彩々邸パーティの模様を、UPしたいと思います。

2014/11/16 14:20:24

卓見です

パトラッシュさん

SOYOKAZEさん、
実は、先日の寄合の模様を書くつもりでおりました。
しかし、毎週、飲んでばかりの話では、世間の皆様の手前も、
いかがなものかと思い、一回、真面目路線を入れました。(笑)

SOYOKAZEさんの、批評に関しておっしゃること、一々もっともです。
何だか、このままで、立派な文になっています。
替わってもらえばよかった・・・(笑)

屈折したラブコール、小学生までですか?
私は、大人にも居ると思ったのですが・・・(笑)

2014/11/16 14:17:56

人を選ぶ

パトラッシュさん

のびたさん、
この世には、居るのです。
議論を吹っかけるのが、好きな人間が。
彼は、陰で豪語していたりします。
「おれは、議論で負けたことがない」と。
相手を屈服させることに、生き甲斐を感じているみたいで、
こう言う人とは、付き合いたくありませんね。

2014/11/16 14:16:35

そうです

パトラッシュさん

風香さん、
ありましたね。
両論平気・・・おっと違った両論併記、これで丸く収めたいものです。

2014/11/16 14:15:12

人徳でしょう

パトラッシュさん

喜美さん、
不粋な話に、お付き合い頂きまして、申し訳ありません。
喜美さんのような円満な方には、厳しい批評もやって来ませんね。
私は、のべつ生意気なことを書いているので、
辛辣な反論が、到来するのです。
自戒しつつ、同じことを繰り返しております。
喜美さんを見習い、もっと丸くならねばいけません。

2014/11/16 14:14:15

SNS

彩々さん

これは色々あるようですが…
 
楽しい出会いや刺激、わが身も向上できる
意見や書き込みがある一方、SNSにはプラスが
あればまたマイナスがあるものですね。

政治・宗教がらみのこうした議論を
したいのなら、面識がある上というのが
鉄則だと思います。
こんな不愉快な人はそのコミュに通報して
やれば良かったのに。
 
その方に靖国問題などに一家言があるなら、
パトさんのようにBlogなどで纏めた意見を
文章にして、出してもらえば良かったのではと
思います。

ご自分の見識を披露したいのならそのURLを
添えて、「ここを観てください」と返信して
くるくらいのPCテクくらい持っているでしょうに。

本当に、相手は何を求めているのか・・・

こういう手合いはムカつきます!
追突事故みたいなものだと思うしか無いという
ストレスが残りますね。

(私も過去に一度あり、あんまりなことを
書いてくるので、私は警察に行き電話で厳重注意を
してもらいました。以来、ピタッと止まりました)

2014/11/16 12:36:49

批評

さん

今週は無いかと諦めていた師匠のアップに来てしまいました。

政治や宗教に限らず、何でも書けば批評の対象になりますね。
意見を言うのは自由ですが、風香さんの仰るように「私見を述べる」のも自由です。
「創作を披露する」のもしかり。

批評も糧になりますが、それにはやはり礼儀が必要でしょう。
上から目線とか、他人の家に土足で上がるようなやり方、それと慇懃無礼も嫌ですね。
一見褒めているようで、棘を含んだ物も結構あります。
それらには、例え一理あっても、不快以外の物は感じません。

批評するのが自己満足以外の目的なら、まず相手を認め、しかし、ここは・・というスタンスが無ければ逆効果なので難しいです。

それと人には嫉妬という厄介な感情があります。
これも上手く使えば自らの向上に繋がるのですが、往々にして、相手を貶める方向に向かうようで、これまた困りものです。

喜美さんの仰るように「無視」が得策かもしれませんね?

そして屈折したラブコール、これが通用するのは小学生止まりでしょうか?(笑)

2014/11/16 11:58:10

相手が屈服するまで批判を続ける

のびたさん

政治と宗教 この論争はいつまでたっても並行論議です
相手が屈服しない限り あなたの考えは間違っているの決めつけです
嫌ですね こうしたのに引っかかると しばらくの期間 強引に付きまといのように離れません
私も経験があります
今も政治や宗教に私見がありますがブログでは避けています

2014/11/16 11:09:14

以前聞いたことあるけど

さん

【私は、あなたの言うことに反対だ だが、あなたがそれを言う権利を、
命にかえても守ろう】って格言だったかな?

2014/11/16 10:29:21

批評

喜美さん

如何批評してもそれは自由ですけれど
唯その方が自分の意見で述べれば良い事で十人十色ですから 其れまで何回も突っ込む事とないのにね
ただ上から目線で居たいのよ

其れに何回も返事だす方も少し
カッカとしていない?
私だったらバカバカしい無視よ

2014/11/16 10:09:55

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