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11月9日 今年5度目の高尾山(2/3) 

2013年11月15日 ナビトモブログ記事
テーマ:自然探訪

 11時15分、沢に高尾森林センター「森林ふれあい館」の屋根を見下ろすと、大平林道と高尾林道の接続点の三叉路に着く。ここから高尾林道に入る。一転して急な上り坂になる。とは言っても、車が走れる斜度ではある。取り付きは急だが長くは無く標高450mの等高線に沿っての道に変わる。キヅタ(木蔦)の花と実、ヤクシソウ(薬師草)、アオミズ(青水)の実、シロヨメナ(白嫁菜)、モミジガサ(紅葉笠)、アメリカイヌホオズキ(あめりか犬酸漿)などを撮りながら歩く。季節外れの、タチツボスミレ(立坪菫)やミヤマハコベ(深山繁縷)の花も見かけた。コスギゴケ(小杉苔)の雄株の褐色の胞子嚢と緑の苔の対比も綺麗で目に付いた。サネカズラ(実葛)の握拳よりは一回り小さいが、赤い丸い実の集合体が緑の葉の下に下がっているのも目に付いた。また赤い実ではヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)の実も綺麗だった。
 道脇の草地に、怪しげな褐色の茸が沢山出ていて、先を歩いていた男性に、「食べられる茸か?」と尋ねられたが、知識が無かった。写真に撮ってきたので調べると食用のウラベニホテイシメジに酷似していたが、よく似た毒茸でクサウラベニタケというのがあるようで、プロでも間違うことがあるらしい。まあ、はっきり食用茸と分かるものだけにするのが、無難であろう。
 11時55分、林道がU字カーブして下りになる所まで来た。そのまま林道を進むと行き止まりである。ここから、高尾山登山の一般ルートの一つ、稲荷山コースに登る階段道が作られていて、まだ新しい指導標があった。登りになるので、薄手のダウンジャケットの下にセーターを着ていたが、それを脱いでザックに入れた。尾根を通る稲荷山コースへの途中、また赤い実の付いた低木があった。ミヤマシキミ(深山樒)だった。またヤブコウジ(薮柑子)の群生も見られた。
 6分程の登りで、12時3分稲荷山コースに出た。上る人も多いが下って来る人も多い。日本人のグループかと思うと、言葉が韓国語だったりもする。山頂を周回する5号路と交差する所が尾根の肩になっていてベンチがある。そこに到着したのは12時14分だった。空いていたベンチがあったので昼食を摂ることにした。コンビニで買った、お握りとサンドイッチを食べる。サーモスのお茶が熱いのが嬉しい。ベンチの直ぐ近くにヤブムラサキ(藪紫)の薄紫の丸い実と、紫色の豆の鞘が見えた。豆の方はノササゲ(野大角豆)だった。
 12時39分、山頂へ向け出発する。最短コースは5号路を突っ切って、階段で真っ直ぐ山頂に向かうコースだが、傾斜の強い長い階段なので、5号路に右折し、1号路へと巻き上げるコースを採った。3分程で6号路(琵琶滝コース)と合流する。この場所も多くのベンチがあり、賑わっていた。11月1日から12月1日までは、6号路は登り専用の一方通行ということで、ロープが張られ「6号路は下れません」と書かれた札が下がっていた。
 舗装道路に変わり、12時46分、1号路と合流する。幅のある道だが、途切れる事なく人が行き交っている。昨年までは、数十年、高尾山には行かなかったので、「11月の土曜日、これほどの人が押し寄せるのか」と驚嘆した。山頂まで人の波に紛れて歩く。そして12時48分、標高599mの山頂に到着した。当然ながら、人、人、また人である。山頂のカエデ(楓)はすっかり赤く色付いていた。広場になっている山頂の端に行き、景色を見るが暗い雲が垂れ込め、相模原市の橋本地区のビルがやっと見える程度だった。早々に山頂を退散する。
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写真1枚目は高尾林道、2枚目は高尾山山頂の雑踏



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