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9月29日 大山阿夫利神社下社〜蓑毛越〜高取山〜聖峰(3/3)  

2013年10月05日 ナビトモブログ記事
テーマ:自然探訪

 12時25分、ベンチのある高取山に到着。樹間から伊勢原市街地から遠く藤沢方面が望めるが、残念ながらそれ以外の展望は無い。三角点から25m程離れた支尾根上に無線中継塔があるが、「もしあれに上れたら見事な展望だろうな」と思う。無線中継塔の方にレジャーシートを敷き、犬を連れた二人連れがいた。ベンチに座り、昼食にする。
 20分程食事休憩をとり、下りに掛かる。急な階段道である。5分程の下りで聖峰(ひじりみね)の分岐到着。稜線をそのまま進めば5.5kmほどで、鶴巻温泉駅に出られるが、途中展望の効くところは無いので、眺めが良いという聖峰経由で下るつもりでいた。主稜の分岐からは高差90m余の恐ろしく急な下り坂になった。階段が作られているが、それが無かったら木に掴まりながらでないと歩けないであろう。階段は古くて丸太が少々崩れている箇所もあった。激坂を下り切るとホッとした気分になる。この後、聖峰の上り返しまでは、アップダウンは少ない。聖峰手前からは30m程の上り返しがあった。聖峰山頂付近は緩やかな檜の植林で展望は無いが、ピークを過ぎ、若干下ると聖峰不動尊脇に出て一気に展望が開ける。
 1時20分、聖峰のベンチに腰を下ろす。一人の男性が三脚に長い望遠レンズを付けたカメラを据え、別のベンチに座っていた。女坂を登って来た30代位の夫婦が、眺めに歓声を上げた。実に素晴らしい眺めである。多少霞んでいるが都心のビル群、ランドマークタワーを含む横浜みなと未来のビル群も見え、相模湾の江ノ島、烏帽子岩、そして大磯町の背後の高麗山公園の湘南平の無線塔まで景色が広がっている。眼下の聖峰不動尊の参道に植えられた桜の木の葉は色付き始め、栗原の里の先には東名高速道路、そして伊勢原の市街地がはっきり見える。田畑は黄金色の実りの季節である。暫く眺めていたら、伊勢原市街の更に先を東海道新幹線の列車が通過した。「きっと夜景も見事だろうな…」と思う。
 20分弱、菓子を食べながら景色を眺め、展望を惜しみつつ九十九曲がりという男坂の下りに掛かる。男坂は急な尾根に、九十九折の道が付けられている。道脇は桜の木が植えられた草地だが、草の刈込みがされて間もない様子で、残念ながら野草の草花は見当たらない。1時48分、急な尾根の下りが終わり女坂と合流し、小形車が通行できる幅の道になる。また森の中の道である。4分程で獣避けの柵のゲートがあり、開けて通過する。少し坂が急になった辺りからは舗装された道になった。
 1時57分、森を抜け三叉路に出る。下りてきた道には車止めが設置されていた。三叉路近くは数台なら駐車可能なスペースがあり、乗用車が1台駐車していた。指導標に聖峰1.2km、三之宮比々多神社1.5kmと書かれていた。ここからは舗装された農道である。道路脇の耕作されていない畑にエノキグサ(榎草)が茂り、クワクサ(桑草)も花を付けていたので写真に撮る。キバナコスモス(黄花秋桜)が綺麗に咲いている所もあった。少し下ると、民家が点在し始める。栗原の里に下りて来たなと感じる。途中にコスモス園があった。手入れが行き届かずホソアオゲイトウ(細青鶏頭)などの雑草も混じっていたが色とりどりのコスモス園があったりして目を楽しませる。花らしくは無いが、ヒナタイノコヅチ(日向猪子槌)の群落も写す。
 2時9分、Y字路に出る。三之宮比々多神社へ1.0kmの指導標を見た。道脇の斜面に、マメ科の花、ナンテンハギかなとも思ったが、オオバクサフジ(大葉草藤) だった。やはりマメ科のコマツナギ(駒繋)の花も見られた。キク科の帰化植物のコセンダングサ(小栴檀草)が咲き始めていてこれも撮る。2時19分、保國寺の前に出る。大きな寺だ。道路脇に子育地蔵のお堂があり、墓地の奥に本堂が見える。参道の脇に多くの地蔵の彫像があり、大きい6体には赤い網目の帽子と胸部までを覆うエプロンが掛けられ、南無六道地蔵という立札にロウソクが6本ずつ立てられていた。門の前まで行き引き返す。
 保國寺を過ぎると、栗原の里の中心部に入る。道端にウド(独活)が花を付けていた。小さな花が花柄で球状になったものが沢山茎先に付いている。実かなと思ったが、近寄って見ると、目立たない極く小さい花弁が付いているものもあり、小さな玉から蘂が出ていた。蜜もあるようで小さな蜂などの昆虫も集まっていた。T字路を左に折れ、集落の中を下る。橋を渡ると、恵泉女学園前のバス停があるが、日中のバスの便はほとんど無い。歩きの終了は国道246号線の神戸バス停に決めていたが、少し寄り道し三之宮比々多神社に寄ってみることにした。
 境内に近づくと若者姿が目立つ。GHOSTというロックバンドのコンサートの準備中だった。本殿前も厳かな雰囲気とはまるで違う状態だった。鉄パイプの櫓が組まれて投光器が付けられたり、テントが張られて飲み物が並べられたり、メンバーなのかギターの調音中の若者もいる。とりあえず本殿に参拝し、比々多神社を後にした。
 高速道路の下を抜けるトンネルに歩く途中から黄色く実り、案山子の立つ水田越しに歩いてきた高取山がよく見える場所があった。山頂に無線中継塔が見えるのでよく分かる。手前の一段低い椀を伏せたようなピークが聖峰に違いない。右に目を転ずると、比々多神社の森越しに大山の綺麗な三角形のピークが見えた。高速道のトンネルを潜り、住宅地の中を直進し、間もなく国道という所で、バスが通過するのが見えた。1時間に1本のバスであり、これはアンラッキー。
 2時54分、国道246号の近くに神戸のバス停がある比々多交差点に出た。伊勢原駅とは逆方向の鶴巻温泉駅行きのバスの時刻はと交差点を渡ってみたが、3時17分までない。便意があったので、コンビニでも無いかとみると、JA伊勢原のマーケットが見えた。少し伊勢原寄りの交差点に歩いて、246号線を渡り直し、マーケットのトイレを借りた。ついでにマーケットへ入って見た。JAの直売店なので、野菜や果物が中心だが、日用品も置いてあった。茸コーナーに現地産のキクラゲのパックがあったのでそれと現地産ではないがシメジを買った。
 店を出たとき鶴巻温泉行きのバスが通過。結局、伊勢原駅行になる。バス停でただ待っているのも嫌なので、次の停留所まで歩くことにした。国道の歩道脇にメキシコ原産の帰化植物のアリタソウ(有田草)が沢山あり、細かく目立たない花をびっしり付けた花穂が伸びていたのでおまけの写真に撮った。結局、白根公民館前のバス停にベンチがあったので、20分程待って3時52分発のバスで伊勢原駅に戻った。
 昨年、10月27日に丹沢のヤビツ峠から岳の台に登り、桜川林道を下った際には道々様々な秋の野草が見られたので今回も期待してのプランであったが、空振りに終わった感はある。植林の尾根道では多彩な植生を期待できないことを改めて感じた。
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写真1枚目は聖峰からの眺望、2枚目は三ノ宮・比々多から高取山と聖峰を振り返る



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ハイキングいいですね〜〜♪

みのりさん

MOMOさん

ハイキング毎日続けているようですね〜〜♪

健康に良さそうです。〜〜♪

写真がたくさん撮れますね〜〜♪

2013/10/18 15:42:09

おはようございます

さん

初めまして。

川柳に博を有り難うございます。

ブログの詳細な文章に、読み進めていく内に、行った気分になりました。なかなか、ここまで掛けないので、勉強になりました。

2013/10/14 08:16:46

Re:おはようございます

MOMOさん

短く要領よくまとめる方が苦手で(^^; 書き始めると、あれもこれもと… でも、自身の行動記録だからいいのかな。

2013/10/12 11:18:30

おはようございます

さん

凄い文章力に脱帽です
私もブログ書いてますが、こんなに長い文章は
よう書けません、写真でごまかす!

写真も絶景ですね

2013/10/11 09:57:10

Re:今晩は

MOMOさん

高尾山の1号路は車道ですが、さすがに阿夫利神社の方は、半分以上が階段で、女坂でも厳しかったです。歩幅が自由になりませんので…。

今回は大山山頂まで上る計画でなかったので、チャンスと思い、歩いてみました。歩いて上る人が結構多いのは、ちょっと意外でした。

2013/10/08 00:38:35

今晩は

mariji3さん

下社までは上がりだけで疲れる、たどり着いて
景色が見えれば気持ちが落ち着くし此処まで来て感じがしますし、お参りしてからの下りに入りますので
幾分楽になんのかな〜。

次の山に行くので矢張り辛さは有りますか、結構
長い道のりと見えました。

お疲れ様

2013/10/07 20:43:31

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