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9月29日 大山阿夫利神社下社〜蓑毛越〜高取山〜聖峰(1/3) 

2013年10月05日 ナビトモブログ記事
テーマ:自然探訪

 9月29日、山野草の花を求め、また山歩きに出かけることにした。今回選んだのは、伊勢原市と秦野市の境界に連なる大山南山稜。伊勢原市の大山阿夫利神社下社に行き、大山の山頂には登らず、大山南山稜の蓑毛越えまで首都圏自然歩道の一部にもなっている巻道を歩き蓑毛越へ、そこから大山南山稜を南下、浅間山、不動越え、高取山まで歩き、弘法山に通じるメインコースから外れ聖峰を経て、伊勢原市の栗原集落に下り、三ノ宮比々多神社に立ち寄り、神戸のバス停まで歩くことにした。
 7時前に起床。家を8時前に出て、自転車で小田急町田駅へ向かう。やや雲があったが、日中は晴れの予報。小田急小田原線で伊勢原駅へ、駅前のコンビニで食料と飲料を調達し、9時5分発の大山ケーブル行きバスに乗る。増発バスが出て座ることができた。這子坂バス停の手前から道が狭まりバイパスがあるが、バスは旧道を上る。大山小学校の先でバイパスと合流、斜度が増す。あたご滝、良弁滝と滝の名の停留所を過ぎると大山ケーブル終点である。
 9時24分、バスを降りカメラの用意をして歩き始める。停留所は大山ケーブルであるが、ケーブカーの駅までは、土産物屋、茶屋、旅館、食堂が立ち並ぶ“こま参道”をしばらく上る。短い階段と踊り場の繰り返しだが踊り場の方が長く、その両脇に店が隙間なく立ち並ぶ。“こま参道は”、階段から踊り場に上る毎に、独楽の彩色タイルが埋め込まれている。最初は小さな駒が一つ。次は二つ。1つのタイルには3個までで、4段目は3個のタイルプラス1個のタイル。9段目は3個のタイルが3枚。10ダン目はどうしてるのかと思ったら大きい駒の絵1個だった。このパターンで、最終は大独楽タイル2個、1個の小独楽タイル、3個の小独楽タイルが2枚、つまり27番目の踊り場を示していた。
9時39分、大山ケーブル駅と女坂の分岐に出る。最初から、今回はケーブルカーに乗らず歩いて上ってみようと思っていた。終始階段の続く男坂と、途中に大山寺がある女坂があり、女坂を選ぶ。ケーブルカーで上る人の方が多数であろうが、歩く人も結構多いようであった。女坂は、中間の大山寺までは沢沿いの道で、石段と坂道が半々位だった。女坂に入って直ぐ橋があるが、橋のたもとのキンモクセイ(金木犀)の木のオレンジ色の花が綺麗だった。少し上ると女坂の七不思議の立札。「その1、弘法の水」とある。弘法弘法大師が岩に杖を突いたら、その跡から清水がこんこんと湧き出たという伝説があるようだ。「その2、子育て地蔵」を過ぎ、「その3、爪切り地蔵」を写真に撮る。錫杖を持った僧侶の坐像の浮き彫りで、よく見る地蔵とは異なる。弘法大師が道具を使わず爪で一夜にして彫ったという伝説だそうだ。
 9時51分、大山寺前不動の堂前に到着。建物はやや傷みが目立つ。脇に二階建ての宿坊風の建物があるが、締め切られたまま朽ちて行きそうな印象だった。立派な唐門風の玄関のある建物であるのだが… 前不動から僅かで大山寺本堂前の石段の下に出る。そそり立つような石段である。階段の両脇にはずらりと童子の銅像が立っている。そのまま坂道を進むと大山ケーブルの中間点にある不動駅に至る標識があった。急な階段を上り、雨降山大山寺前に出る。谷あいから伊勢原市街地から相模湾にかけての景色が見えた。写真を撮ったが近くの谷の樹木と遠方の風景は明度差があり過ぎ鑑賞に値する写真にならない。本堂の横に厄除けになるという土器(かわらけ)投げ場があり、売店で円盤状の“かわらけ”が売られていた。沢に向かって投げ、福輪というリングを通ると幸運がもたらされるとのこと。
 かわらけ投げ場を通り抜け僅か上ると林道に出た。分岐に指導標も無い。左は下りのようで、右はトンネルになっている。どう見ても女坂の続きでは無い。トンネルを抜けると林道の終点だった。10mほど下に朱塗りの歩道橋があり登山者が歩いている。少し下って本来の女坂に戻る。朱塗りの橋は無明橋という名で七不思議の一つ。「話をしながら通ると、橋から下に落ちたり、忘れ物や落し物をしたり、悪い事が起きたりする」ということだが、一人歩きなのでそれは無い。
 無明橋を渡ったところからは沢筋を離れ、急峻な尾根にジグザグに作られた石段をひたすら上る。橋から少しのところで、ケーブルカーの線路から5m位のところを通る。通過するケーブカーを撮った。ケーブルカーの線路は、その先はトンネルで、女坂はトンネルの上を上る。七不思議の一つ、潮音洞という木の根が這った岩をくり抜いた祠があった筈だが、見過ごしてしまった。最後の階段は先が見え、長く続く。数回、足を止め呼吸を整える。
 10時13分、テラス状の場所に出ると、そこが男坂との合流点であった。4分程で右側に茶店が並ぶ広場に到着、四の茶屋と呼ぶらしい。「お茶をどうぞ。ただですよ。」と店先から声が掛かるが素通りし、新しく作り直して何年も経っていないと思われる、神社前の白い石段に向かう。四の茶屋の広場を左に行くと大山ケーブルの下社駅である。
 10時20分。広い庭を持つ阿夫利神社下社の鳥居を潜る。バス終点から56分かけての上りだった。まだ朝の中のためか境内はリュックを背負った登山スタイルの人が大多数である。ベンチに座ってしばし休憩し、本殿に参拝する。阿夫利神社下社の標高は696m。庭の端からは相模湾が見渡せる。山の尾根のすぐ先に伊勢原市の市街地、相模湾の奥にある江ノ島がよく見える。
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写真1枚目は大山阿夫利神社駒参道、2枚目は大山阿夫利神社下社



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