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9月9日 陣場山に上り明王峠から相模湖駅へ(1/3) 

2013年09月15日 ナビトモブログ記事
テーマ:自然探訪

 週末はすっきりしない天気だったので、金曜の夜ボウリングのリーグ戦に家を出ただけだった。9月9日の月曜日の天気予報は「曇り後晴れ」、どこかに行こうと思い付いた数カ所の中から、陣馬山を選んだ。この山は、東京都八王子市と神奈川県相模原市の境界にあり、標高は854m、高尾山と繋ぐハイカーも多い。

 JR中央線高尾駅からのバスで陣馬高原下のバス終点に行き、陣馬山に登り、明王峠まで都県界尾根を歩き、JR中央線相模湖駅に下ることにした。

 バスは1時間に1本で、起床がやや遅かったので、高尾駅発9時34分のバスになった。夏休みから余り時間が経過していない月曜日、陣場山から高尾山まで歩くのにはやや遅い時間だったこともあり、陣馬高原下までの乗車は自分の他は50〜60代の二人連れの女性だけだった。それでも高尾駅発車時には途中の大きな霊園に墓参する人や、谷間の観光施設「ゆうやけこやけ」に行く幼子を連れたお母さん、バーベキューの話をしている4人連れ、そして地元の人で、ほぼ満席だった。平野部から山間部に入るところにある、大久保というバス停でバック時などの誘導員としてと思われる年配の男性が乗車した。谷に入ると道幅は狭まり、センターラインのない道になる。ガードレール擦れ擦れのカーブも多い。この日は対向車はほとんど無く、バスがバックすることは無かった。

 11時10分、終点の陣馬高原下でバスを降りる。谷間の細長い平地に民家が立ち並んでいる。北秋川の源流の一つ、案下川沿い再奥の集落である。陣馬高原キャンプ場に至る沢の橋を渡り、和田峠に至る林道を進む。民家の石垣の下の道路脇には、白色とピンクのシュウメイギク(秋明菊)が綺麗な花を咲かせていた。秋明菊は名に菊が付いているが、キンポウゲ科の植物である。ベゴニアの仲間のシュウカイドウ(秋海棠)も咲いていた。人家が途絶えてからの沢沿いの道端には、点々と赤紫のツリフネソウ(釣舟草)が咲いている。

 11時34分、陣場山への登山道の分岐に着いた。案下川の橋を渡り、暫くは支沢沿いの道。花期の長いタマアジサイ(玉紫陽花)が綺麗な花を咲かせていた。登山道は、入り口から6分程で杉と檜の植林の尾根の急登に変わる。先週の雨乞山の登りでは、暑さでバテ気味だったが、今日は10℃近くも気温が低い。汗は出るが、ずっと楽である。木の根道の急登が暫く続きそうなので、途中で石に腰を下ろし、サーモスの冷たい飲料を飲む。6,7分休憩し、また登り始める。

 道は、尾根の直登から、ジグザグ道に変わり幾分楽になる。道際に白い小花を片側に付けた花穂のある割合大きな草を見る。シソ科のシモバシラ(霜柱)だった。自身はまだ見ていないが、冬に地上部が枯れてから、氷点下の気温になったとき、根が吸い上げた水分が茎の根元に滲み出して凍りつき、氷の襞ができるため霜柱という名になった野草である。オクモミジハグマ(奥紅葉白熊)の花も見つけた。穂の先端の1つの花だけが開花していて、下は蕾。最盛期はもう暫く先のようだ。シソ科のキバナアキギリ(黄花秋桐)の花もあった。尾根道は一旦、緩傾斜になるが、長くは続かず、また急な登りになる。樹間から見える少し離れた尾根を見ると、短時間で随分高度を稼いでいるのが分かる。
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写真1枚目は陣馬高原下のバス終点、2枚目は和田峠林道沿いの案下川



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