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「晴れたらいいね」オフ会で北横岳、霧ケ峰へ(その5) 

2013年07月27日 ナビトモブログ記事
テーマ:自然探訪

9時50分、車山山頂に立つ。頂上一帯はかなり広い。石積みの上に柵で囲われた祠があり、さらに柵から離れた4方に高さ3m程の御柱が立っていた。車山神社という立札があった。山頂には気象観測のレーダードームもある。かなり大きい建造物で、昨日北横岳からもはっきり確認できた。山頂の一角では、150人程も居たろうか中学生のグループ登山隊が指導の先生の山や植物の解説を聞いていた。
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北北西の方角はこれから向かう予定の八島湿原に至るゆったりとした草原が広がり、一番奥は平坦な台地状の美ヶ原がくっきり見える。その左の方には鉢伏山が連なる。残念ながら北アルプスの主峰群は今日も雲の中だった。車山の標柱の横に並び、居合わせた小母さんに記念写真のシャッターを切ってもらう。山頂には、ミネウスユキソウ、イブキジャコウソウ、イワキンバイ等の花が咲いていた。
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10時9分、車山を下ることにする。リフトの山頂駅まで戻り、そこからやや急な階段道を下る。途中からは白樺湖全体が見下ろせた。湖の先は白樺高原の樹林帯。バックは蓼科山と右奥の北横岳である。山頂を先に降りた中学生の団体が八島湿原方向へ向かって歩いている。見下ろすと蟻の行列のようである。
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再びニッコウキスゲの花畑の脇を通る。電柵で囲われた中は一面に咲いているが、その外側は点々と言う感じで密度がまるで違う。純粋な自然では無いのかも知れないが、「もし獣が居なければ…」とうい条件付き自然である。10時28分、八島湿原への道に折れ、蝶々深山に向かう。草原ではヨツバヒヨドリが目立ち、茎頂にピンクや白の蕾を並べているが開花にはやや早過ぎるようである。所々に咲いている花の写真を撮りながら歩く。道の傾斜はさほど無いのだが、土の場所はほとんど無く重なった石の上のを足場を選んで歩かねばならず、歩きやすい道とは言えない。道々撮影した花はタカネナデシコ、ヤマノコギリソウ、ウツボグサ、シモツケソウ、コウリンカ、シロバナニガナ、キバナカワラマツバ、ケブカツルカコソウなどである。
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蝶々深山から物見石までは緩やかな道。しかしながら相変わらずの石塊道である。道端は笹原に変わり、花はほとんど見られない。11時26分、物見石に到着。例の中学生の大団体が食事休憩中であった。眼下には平坦な八島湿原が広がっている。三角形をした湿原の面積は43.2haとのこと。昼食は湿原の脇まで下ってからにすることにした。
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途中、小学生120人ほどの集団ハイクと遭遇、細いジグザク道を上って来るので通過し終わるまで待機する。先を急いで待っていた先生が、次々と生徒達の写真を撮っていた。草原地帯を抜け、流れの無い沢を渡り、林の中を進むと、トイレのある奥霧の小屋の広場に付く。大きな建物があったが、廃屋化していた。中高年の30人ほどの団体が食事をとっていた。皆、日陰を選んで座っていたが、雲が日差しを遮ったので、草の中にシートを広げて座り、食事にした。12時10分だった。
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この時、パプニング。MOMOが押し寿司のラップを開いて食べ始めたら、ジャノメチョウが寿司に留まって口を延ばした。余程、気に入ったのか懸命に吸っている様子。寿司を動かしても微動だにしない。そこで左腕を伸ばして、右手で写真を撮った。その後もしばらく動かないので息を吹きかけたがまだ飛ばない。再度、思い切り息を吹きかけるとやっと飛んでいった。それだけでは終わらなかった。押し寿司とサンドイッチを食べ終えると、また蝶が来て左目の脇にとまる。“キタさん”が写真を撮ってくれたが、やはりジャノメチョウだったので先刻寿司に止まった蝶のようである。また直ぐは飛ばなかった。こんな体験は初めて…
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我々の食事が終わりかけたところに、物見岩で食事をしていた中学生の団体が到着。トイレ休憩に入る。人数が多いので我々の座っている脇まで迫ってくる。先に出ようとシートを片付け始めたら、中学生団体は立ち去って行った。少し間を置き我々も出発。ここから湿原のほとりまでの150m程は、車止めはあったが車の走行が可能な道だった。
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写真1枚目は車山から見た美ヶ原、2枚目は白樺湖と蓼科山・北横岳



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