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「晴れたらいいね」オフ会で北横岳、霧ケ峰へ(その2) 

2013年07月27日 ナビトモブログ記事
テーマ:自然探訪

20分程の食事休憩後、再出発。しばらく急な上りになる。歩き始めるて直ぐの道端に、一見小形の羊歯類のような細かく切れ込んだ葉を数枚広げた中から20cm程の茎を立て、白い5弁の小花を幾つか穂状に付けた草花がある。最盛期には遅かったようで雌蕊の付いた実の方が多かった。これも帰宅後調べて、オサバグサ(筬葉草)と分かった。この花は辺りに結構多くあった。
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12時50分、樹林を抜け北横岳南峰の肩に出る。やや雲が増え南八ヶ岳の主峰赤岳は頂上が雲に接していた。しかしながら大展望である。日当たりの良い道端には黄色にタカネニガナが咲いている。12時56分、南峰の頂上に立つ。ロープウェイ山頂駅から食事休憩も入れて2時間だった。
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山頂からの眺望は素晴らしい。西北西を見ると間近の蓼科山左に高原状の草原の霧ヶ峰が広がり、最高点の車山山頂にある気象観測用のレーダードームがはっきり見える。その後方にシルエットで北アルプスが見えるが、主峰群は雲に包まれていた。目を転じて、西南西の茅野市の方角はすぐ眼下に濃い緑に囲まれて蓼科湖、その先は耕地の黄緑や集落の屋根、松林の緑の帯が幾重にの連なり、守屋山と入笠山を繋ぐ稜線、さらにその先には中央アルプスの山並みが見える。南南東は南八ヶ岳の山並み。南南東の眼下には坪庭と遊歩道そしてゆったりとした山様の縞枯山と茶臼山。南東は八ヶ岳の裾の稜線越しにビニルハウスなのだろうか白い横線が目立つ南牧村、そのバックはシルエット状だが奥秩父の金峰山から、そこ甲武信岳への稜線、金峰山にある五丈岩も見てとれる。東南東には群馬県と長野県の県境の山並みの先に、両神山が特異な形でそれと分かる。北北東には平らな山頂が垂直に切れ落ちている荒船山と山麓が霞んでいる妙義山が見えた。展望を堪能して、三角点のある南峰よりやや高い標高2480mの100m程離れた北峰に移動した。南北のピークの間の傾斜はあまり無く5分と掛からなかった。
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北峰からは北側の眺めが見事である。北西の隣の山、蓼科山は50m高い2530mだが余り高差は感じない。蓼科山から東に緩やかな稜線が続き真北は笹原の見える大河原峠である。北北東には佐久の平ら越しに群馬県境の山並み。菅平の裾野を持つ四阿山から浅間山にかけての山並みが望めた。さらに北北西は、新潟県境の妙高山から火打山、焼山、そして高妻山から戸隠山も雲は無くて見通せた。1時12分、山頂で三脚を立てて蓼科山をバックに記念写真を撮り引き返す。
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北峰と南峰の西側はシラビソとダケカンバの林に覆われた火口の窪地で底に当たる所には地図上に名は無いが、小さな火口湖が見下ろせた。南峰では、行きに気付かなかったイワツメクサを撮影。北横岳ヒュッテの所から大岳との間にある七ツ池に下る道があるが、今日は立ち寄らなかった。
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2時12分坪庭の三叉路に戻る。曇り空に変わり、ハイカーの数も減っていた。周遊路になっている坪庭コースの残りを歩く。出口は下り階段で雨池峠とロープウェイ山頂駅を結ぶ木道に出て2時25分、山頂駅前に戻った。北横岳からの帰りは70分だった。
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写真1枚目は北横岳から見た霧が峰、2枚目は北横岳から見下ろした蓼科湖と茅野市方面(最奥の山並みは中央アルプス)



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