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5月9日 県立津久井湖城山公園へ(1) 

2013年05月13日 ナビトモブログ記事
テーマ:自然探訪

目的地が近いので、ゆっくりし、9時半頃に自転車で家を出る。JR古淵駅近くのショッピングセンターの駐輪場に自転車を置き、橋本駅に向かう。駅コンビニで弁当を買い、10時36分発の三ヶ木行きのバスに乗り、11時丁度位に津久井湖畔の津久井湖観光センター前で下車。
 
津久井城山は、津久井湖畔にある独立した山で標高は375m。山頂を本城曲輪とする筑井古城の遺構が残る。登山口は標高150mなので、225mの上りになる。津久井湖は相模川をせき止めた城山ダムによるダム湖で、城山ダムの両岸の公園と城山一帯が神奈川県立津久井城山公園として整備が進められている。城山の南西山麓には、斜面に遊歩道と車椅子用の木道も整備された自然公園区域がある。
 
バス停からはいきなりの上りになる。斜面に立つ東屋でカメラなどの準備を行い、登山道に入った。城山の東峰にある飯縄神社まで山腹を巻き上げるような道で、1箇所だけ短い鎖場があるが概ね急登は無い。樹林の中の道で展望はほとんど無いが、上り始めて約20分。鎖場のある付近で樹間から景色が見えた。城山ダム堤の真上の位置だった。湖は見えなかったがダムの直ぐ下流が見える。ダム堤の上を通る国道413号線、城山高校、その直ぐ先では圏央道の架橋工事が行われている様子が見える。高いコンクリートの橋脚の上端からT字状に橋桁を伸ばす工事である。圏央道はの工事では、高尾のインターチェンジから津久井湖の間のトンネルは既に貫通して、内部の工事に入っているらしい。今年度中にはこの橋梁も完成し、未開通区間の高尾ICと相模原愛川ICの間が繋がり、東名高速と中央道が接続されることになる。中央道と関越道の間は既に運用が開始されているので、都心を通過しない各高速道路の連絡道路として大きな期待が寄せられている。話が高速道路に反れたが、圏央道の架橋工事の先には新小倉橋。そして橋本地区の高層ビルが見えた。
 
11時40分宝ヶ池に着く。直径2m足らずの池で湧き水を溜める井戸だが山城では貴重な水源だった筈だ。宝ヶ池の直ぐ上は飯縄曲輪跡で、飯縄神社が祀られている。また40-50m離れたところに推定樹齢900年という杉の巨木があり、幹には注連飾りが巻き付けられていた。少し尾根を下ると峠状の十字路。2箇所の登山口からの道が合流している。直進し尾根道を登る。太鼓曲輪跡を通過し、引き橋が架けられていた跡の堀切を通る。現在は橋は無いので下りて上ることになる。間もなく山頂の本城曲輪である。12時寸前に到着した。
 
大きな津久井城の解説板が建てられていた。鎌倉時代に築城され、戦国時代には小田原北条氏の側近の居城であったようだ。城山は独立峰ではあるが、樹木に遮られ残念ながら大展望は無い。でもところどころ、樹間から景色の見える場所はあった。北西の方角は、直下の津久井湖の湖面、そして南高尾山稜、さらに高尾山の薬王院付近。山の上に多くの屋根が見える。新緑の木々が美しい。橋本地区の高層ビル群と都心のビル群が見えるところもあったが、都心付近は霞み、細いスカイツリーははっきりとは認識できなかった。南方向は、大きい工場の屋根もある根小屋地区の台地、何重にも山が重なった奥には大山(1252m)が見える。
 
本城曲輪はいくつかの建物跡が階段状にあり、小広場になっていてベンチもある。その一つに座り弁当を食べる。しばらく滞在したが、3人のハイカーが訪れただけだった。本城跡にテーブル状に白い小花を集めた幹の径が20cm近い満開のミズキがあり、見事だった。

写真1枚目は、城山登山道からの眺め(圏央道架橋工事)、2枚目は城山の大杉



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