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5月6日 三浦半島の葉山町へ（1)　

2013年05月10日
テーマ：テーマ無し

5月6日、海岸特有の野草も撮影したいと、三浦半島の葉山町に出かけた。
　
相模原の自宅を9時20分頃に出発。自転車で町田駅に出て、小田急江ノ島線で藤沢に、藤沢で東海道線に乗り換え大船、大船で横須賀線に乗り換えて、逗子駅に11時6分に到着した。
　
駅のコンビニで弁当を買い、11時24分発の海岸廻り葉山一色行きのバスを待つ。海岸に行く前に、「はやま三ヶ岡山緑地」を歩くつもりだった。この緑地は神奈川県立公園で、地形図では大峰山148mと記されており、葉山町の堀内地区と一色地区を分けている海岸近くにある山である。その三ヶ岡山緑地の西端、最も海岸寄りの真名瀬(しんなせ)から登るプランだった。
　
逗子駅から真名瀬までの乗車時間は結構長かった。道路が狭く、スピードが出せない感じだった。バスを降りた時は12時丁度になっていた。海を見ると、岩礁に鳥居、通称「裕次郎灯台」で知られる葉山灯台が目の前、そして灯台の右奥には江ノ島が見える。「海に来たぞ」という気がした。
　
下車したバス停脇の路地を山の方に向かう。突き当たってＴ字路。指導標は無い。左に100m余り行ってみたが、印刷した公園マップの登山口の方角と違ってしまうので引き返して、逆に歩く。50m程で真名瀬会館の敷地に出たがその正面が真名瀬コース入り口の熊野神社だった。バス停からバス道路を50m程一色方面に進めば恐らく案内標があったであろう。指導標には山頂まで約800mと書かれている。
　
コースの始めは、熊野神社の脇から裏の山を右方向に巻き上げる。神社付近にはトキワツユクサが密生し、三角形の白い花を咲かせていた。道端にはオオアラセイトウ(ムラサキハナナ)が花と実を付け、少し進むとヤブタビラコが群生しハルノノゲシも見られた。50m程で巻道が終わり、西峰疎林広場まで一気の上り階段になる。バス停は海抜3m位だから、100m程高度差がある。きつい上りだ。階段は県立公園だけあってしっかり作られていて、手すりもある。階段道が終わると、いきなり小広い平地に杉の木が点々と立っている、西峰疎林広場に出た。12時25分だった。各所にベンチとテーブルもある。そこで弁当を食べることにした。上りで人と出会わなかったが、食事をしていたら前方から親子連れが通ったり、15人ほどのランニングの団体も通った。広場の周囲は木々に囲まれ展望は無い。林下にはヤブタビラコとジシバリそして小さなトウバナが咲いていた。
　
30分ほど食事休憩を取って出発。西峰疎林広場は長さ70mほど。その後は尾根道になる。「ヒメウズそっくりの大きさと葉の草に白い花？」と思って、マクロで覗いてみると、白い花に見えたのは、十字になった緑色の実の鞘が割れたもので、鞘の内側が白い色をしていて、黒い小さな実がが数個ずつ入っていた。初めて見たがヒメウズの実らしい。マウバウツギやコゴメウツギも満開だった。少し下って階段を上ると、展望デッキのある西2峰広場だった。相模湾にヨットや白い航跡を残す漁船であろうか小さな船、そして江ノ島が見える。反対側の眺めも良かった。皇室の葉山御用邸の付近の砂浜の海岸が二つの大きな弧を描き、切り立つ岩壁を持つ長者ヶ崎が相模湾に突き出している。展望デッキには「ここの標高124.4m」というプレートが張り付けられていた。
　
展望デッキから少し下り、今度は少し階段の上りがある。そして出たところが山頂広場で東屋もある。13時15分だった。ここには、あじさいコースという登山路も来ている。標高148mの山頂になる。指導標だけ撮影し素通り。少し下ってまた少し上ると東2峰広場、そして東端の東峰広場があり、そこからはジグザグの下り道。旧役場口に下るつつじコースである。タツナミソウがあちこちに咲いている。ヤエムグラより葉が細く繊細なヤマムグラも群生していた。
　
13時42分、国道134号線に出る。少々、腹の具合が悪い感じ。道路を渡った正面にコンビニ、セブンイレブンがあった。トイレを借りることにする。はやま三ヶ岡山緑地内にはトイレや水呑場は一切無かった。車道の無い山の上の公園なので、それが自然であるが。
　
写真1枚目は、葉山御用邸付近の海岸線、2枚目は葉山町の堀内地区（どちらも「はやま三ヶ岡山緑地」から）

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