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筆さんぽ
ふたつの『かもめ食堂』
2024年01月11日
テーマ:映画
むかしの、あまりにもよく知られた映画の話で失礼する。 同じ映画を二度みると、それぞれ異なった感想をもつことがある。 映画は、それを鑑賞したときの自分の調子、健康状態などのコンディションによって ...
古書の書き込み
2024年01月10日
テーマ:本
散歩の途中に、空気が重くなり、ひと雨きそうだったので、なじみの古書店に立ち寄った。 古書の楽しみのひとつに、頁をめくっているときに見つける、書き込みや線引きがある。ふつうは「価値」が下がるのであ...
Kさんのナズナ
2024年01月09日
テーマ:筆さんぽ
図書館でご近所のKさんと会って 図書館前広場のカフェで 珈琲を飲んだ。 しばらく見かけなかったですね。 Kさん夫婦は湯治(とうじ)場にいった。いつもは、のんびりと一週間くらい滞留する。この湯治場は...
母の「おまじない」
2024年01月08日
テーマ:筆さんぽ
この時期になると、毎年七草がゆを作ってくれた鬼籍にいる母を思い、いっしょに母の「おまじない」を思い出し頬がゆるむ。 中学生のころか、朝学校に行くとき、ワイシャツのボタンがとれていることに気がつい...
真夜中のブランコ(2)
2024年01月07日
テーマ:エッセイ
銀杏が黄に燃えるころ、Sさんが死んだと連絡が入った。 Sさんの死の知らせは、「K学校」の「卒業生」からであった。Kはこのとき、Sさんの広告制作会社を出て、独立していた。卒業生たちも、それぞれ、暖簾...