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筆さんぽ
桐下駄の囚人
2024年02月06日
テーマ:筆さんぽ
たしか中学のころ、学校の英語の授業で「ペンパル」を作ろうと、海外の同世代の人と文通した。ぼくは、カナダの女の子だった。何回か辞書頼りにやり取りした。そのうち、 「日本のあなたの写真」がほしいと言...
字幕・清水俊二
2024年02月05日
テーマ:読書案内
一日に何本もみた若いころ、外国映画の日本語字幕は、(ぼくが観たかぎりのすべてが)「清水俊二」だった。 2000本におよぶ映画の字幕に携わってきたいわれる清水俊二さんの『映画の字幕は翻訳ではない』(早...
こんがらかったら女は
2024年02月04日
テーマ:エッセイ
セガフレード・ザネッティのカウンターで、エスプレッソのドッピオを飲んでいた。このところ酒を断っていたので、刺激をドッピオ(ダブル)でほしかった。 Kは、窓外に流れる人をぼんやりと眺めながら、あの...
しばれるとぼっそりニッカウヰスキー
2024年02月03日
テーマ:俳句鑑賞
「このへんに、おいしいコーヒーを飲ませるところはありませんか」 久しぶりに用があって電車に乗って、知らない街に出かけた。駅からは歩かなければならない。あまりにも寒くてすこし休みたかったので、目の前...
ヨコハマ・グラフティ
2024年02月02日
テーマ:エッセイ
かつて、横浜の山下公園近くのホテルのバーカウンターで「ピコン」のソーダ割りを飲んでいた。このホテルは昭和のはじめに開業し、横浜市の歴史的建造物に認定されている老舗である。 ピコンはイタリアの...