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読書日記
『金曜日の本屋さん 秋とポタージュ』 読書日記344
2024年03月12日
テーマ:読書日記
名取佐和子『金曜日の本屋さん 秋とポタージュ』角川文庫(図書館)
シリーズの3冊目。初めの2冊を続けて読んでおよそ2か月ブリに続編を手に取った。登場人物たちもこなれてきて、話は快調
内容紹介では
小さな駅ナカ書店“金曜堂”。名物店長の南、金髪のオーナー・ヤスさん、喫茶担当イケメン栖川、そして年上の南に想いを寄せる学生アルバイト・倉井の四人が働く店には、様々な想いを抱き「いまの自分にぴったりの一冊」を求める客が訪れる。ある日、倉井に大学内で話しかけてきた女子学生たちが、ひょんなことから一日だけ“金曜堂”を手伝うことに。けれども、同じ同好会だというふたりの仲は、どう見てもぎくしゃくしていて…。温かな感動を呼ぶ人と本との出会いの物語、シリーズ第三弾。
目次 (かっこ内は話題となる本)
第1章 誰かが知ってる(太宰治『誰も知らぬ』←「女生徒」所収)
第2章 書店の森(村上春樹『ノルウェイの森』)
第3章 自分の歳月くらい(茨木のり子『歳月』『自分の感受性くらい』)
第4章 カイさん(藤野恵美『ハルさん』)
あとがきにかえて
(例の通り巻末に「本文中に登場した本」として数十冊の名前があがっている)
このリストの中には例えば漱石の「草枕」、星新一の「ボッコちゃん」、ドイルの「シャーロック・ホームズ」、ヘミングウェイ「老人と海」なども入っているのであるが、これらはおおよそ50年以上昔の既読本である。読んだという記憶はあるが内容についてきちんと覚えているとは限らない。
さらにまた、リストの中には「NARUTO」「ドラゴンボール」「まんが道」などのコミック全集も入っているが、私はそれらを部分的に読んではいるが前巻読破したものは無い。というのは私もある程度「マンガ」は読んでいるが、単行本化されたものを買って読んだことは無い。大学生の時に家庭教師先で教えながら読んだことを思いだしたが・・基本的に雑誌掲載時に書店で立ち読みをするので、途中が抜けていたりするのはしょっちゅうである。コミックの単行本を1冊読むのにかかる時間はせいぜい15分しかかからないのでこれに数百円を出すのはコストパフォーマンスが悪すぎると思っている。マンガ喫茶にも行ったことは無い。
閑話休題。
と、いうことで題材になっている本であるが4冊の中で『ハルさん』以外は読んでいないし、それも2013年の出版時だから10年前のことで、内容はほぼ忘れている。今までのシリーズ3冊で合わせて12冊のうち、明確に読んだと言えるのはこれで2冊目。言い換えれば10冊は未読なのである。うーん、もう少し重なっても良いのではないかと思ったりするのであるが、著者と私の好みの違い、あるいは相性が合わない為だろうか。
著者は1973年 生まれで年齢 51歳、私とはほぼ一回り違う。この年齢の差が問題の核心なのかも知れないな、とも考えるのである。
(2024年2月18日読了)
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