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雲っち
途中で読めなくなった本
2024年03月03日
テーマ:今日このごろ
昨夜、一冊のオーディオブックを聴き終えましたが、寝るにはまだ早かったので、いつか目を通そうと思って取り出していた「皇居の四季」という写真集を開いてみました。
この本は、数年前この町でボートに住んでいたスティーブさんが、サンフランシスコの古本屋で見つけた本なそうで、日本人の私にくれたのです。私は若い頃大手町に通勤していたので、皇居周辺も見知らぬ所ではなく、本の整理をした時にも捨てられず取ってありました。
本を開くと「はじめに」とあり、「地球が病んでいるという。」という文章から始まりました。この本は1989年、日本経済新聞社発行の本で、編集局長の鮫島敬治という方が書いています。そんな昔から環境保護が課題になっていたんですね。
チラチラ見て、ページは「夏」になり、「皇居に夏の訪れを告げる使者は蛍である。6月に入ると夜のとばりが降りる午後八時ごろから、乾門通り沿いの山吹流れにヘイケボタルとゲンジボタルが一つ二つと冷たい光を放ち始める。山吹の葉にしがみついていたホタルは、やがて夜行飛行さながらに光を点滅しながらゆらゆらと夜の散歩へと飛び立つ。」、、そこまで読んで私は感無量になり、本を閉じなければなりませんでした。
日本語の表現があまりにも美しく感じられたからです。普段英語の本、それも探偵小説ばかり読んでいる私なので、そういう情緒のある言葉をすっかり忘れていました。筆記執筆は三人の科学技術部の方々になっているので、そんな文学的表現でもないはずですが、、
今こうやって読み返しているだけでも涙が出てきます。(笑) そういう日本語を大切にするべきですね。
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