読書日記

『あずかりやさん』 読書日記335 

2024年02月20日 ナビトモブログ記事
テーマ:読書日記


大山淳子『あずかりやさん』ポプラ社(図書館)

書店で見かけて面白そうだなぁと思いつつもなかなか購入にはいたらず、そのうちに図書館の蔵書としてあるかも、都思って検索して見たらあったので借り出した。

amazonの{あらすじ}によると
「一日百円で、どんなものでもあずかります」。東京の下町にある商店街「明日町こんぺいとう商店街」のはじっこで、物静かな店主がひっそりと営業するお店「あずかりや・さとう」。店を訪れる客たちは、さまざまな事情を抱えて「あるもの」をあずけようとするのだが……。大人気「猫弁」シリーズの著者が紡ぐ、ちょっと不思議で、せつなく心あたたまる物語。

と書いてあるけれど、これは粗筋と言うより設定を書いただけのようなものだ。店主が何かを預かる条件は「1日につき100円、預かって欲しい日数分だけの料金を前払い。予定より早く引き取りにきても返金は無しで、予定を過ぎてもとりに来ない場合は所有権は店主に移る」というもの。この条件を悪用すると、捨てたい物・処分したい物を1日だけ預けることにして100円払えば、処分費用は店主持ちになる・・

「あずかりやさん」「ミスター・クリスティ」「トロイメライ」「星と王子さま」「店主の恋」の5篇と「エピローグ」話の視点は店ののれんであったり、店内のテーブルであったりというような「モノ」視点。読み終えればホッコリするのであるが・・先日、重大な事に気づいた。それは書店に並んでいた本と借りたものは同一内容では無かったこと。

で、もう一度、よく探してみると私の借りたものはこのシリーズの最初の本で、書店に並んでいるものは副題がついていて最新刊は5巻目であった。さらに図書館の蔵書を作者名で調べて見ると、きちんと5冊とも蔵書として登録されていた。うーむ、そうすると残りの4冊はいずれ借りて読むことになる。
(2024年2月5日読了)



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