読書日記

『金曜日の本屋さん2 夏とサイダー』 読書日記309  

2023年12月23日 ナビトモブログ記事
テーマ:読書日記


名取佐和子『金曜日の本屋さん2 夏とサイダー』ハルキ文庫(図書館)

最初の巻を読み、すぐに2冊目を借り出した。こちらに入って少しストーリー的になった。いや、実際には第1巻にもそれなりにストーリーがあったのだけどそちらは主と言うより従だと感じていた。本巻では読書会仲間の4人目の謎と顧問の存在、背景事件となっていた町出身の政治家について、一応の整理が付く。

内容紹介では
“読みたい本が見つかる”と評判の駅ナカ書店・金曜堂は、アルバイトの倉井以外の三人全員が、地元・野原高校出身者。その金曜堂に、夏休みを前に現役野原高生・東膳紗世が訪ねてきた。「これぞ青春!」という高校生活を送りたい紗世は、卒業アルバムで見た店長の槙乃をはじめとする「読書同好会」メンバーのキラキラした姿に憧れ、会を復活させたくて相談にきたのだという。けれど、大の本好きなはずの店長の反応が意外にも薄くて…。人と本との“運命の出会い”を描く大好評シリーズ、第二弾。

とあって、各章で取り上げられる本は以下の通り。
第1話「何番目かの読書会」では、主に『六番目の小夜子』
第2話「パンやのクニット」では、『さびしかりやのクニット』
第3話「夏は短し励めよ読書」は、『夜は短し歩けよ乙女』
第4話「君への扉」の本文中では、『夏への扉』を、主に紹介している。

この4冊の中で既読だったのはハインラインの傑作『夏への扉』だけであった。高校生の時に読んだ本だけど粗筋はちゃんと覚えている、というのはおいといて、この章では本の果たす役割は小さい。

図書館で調べるとこのシリーズはあと2冊あり、著者には他にも面白そうな本があるのだが、手元にある読みたい本が貯まっているのでしばらく休みを入れることにする。
(2023年12月12日読了)



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