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「我が家の風」 

2023年12月14日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

〔1943年/日本〕退役軍人の娘・蜷川夏子(月丘夢路)は、見合いした曾我部浩(宇佐美淳)と、もうすぐ結婚する予定。ある日、父の留守中に、勘当されている兄が突然やって来る。夏子は、兄との再会を喜ぶが、兄は、父の帰宅を待たずに帰ってゆく。その直後、兄は割腹自殺をし、夏子の結婚は延期になってしまう。夏子は、大きなショックを受け、さらに浩に召集令状が。2人は再会を約束し、浩は出征する。夏子は、兄の死をきっかけに、兄の妻や、中学生の息子・賢一と交流するようになり、そんなこんなの中、浩の帰りを待つが・・・。1964年に、アメリカの議会図書館に、1,400本にも及ぶ戦前・戦中の日本映画が保存されている事が判明し、日米双方による事前調査と折衝を経て、1967年11月8日に「交換協定文書」が調印され、日本側が返還を希望したフィルム群が里帰りをしたそうだ。私の想像だけど、他にも世界中に(もちろん、日本国内にも)まだまだ見つかっていない、邦画のフィルムが沢山あるのでは、と思う。1本でも多くの作品が見つかって、きちんとした形で、保存される事を願っています。で、この映画は、そんな「返還映画」の1本で、1943年(昭和18年)製作という事もあり、戦争の色がとても濃い内容。人々は、年頃の男性が出征する事を、全く疑問に思っていないように見える。女たちは、千人針を作り、男たちは、それを喜んで受け取ったりしている。割腹自殺した、月丘夢路さんの兄には、中学生の息子・賢一がいて、この子も当然、軍人になる事を夢見ている。そして、時が過ぎ、立派に育った賢一は出征するのだけれど、そんな賢一の事を、皆が、「お父さんも喜んでいるでしょう」と。時代が違うのだから、今の感覚を当てはめてはいけないけれど、自分の息子が死ぬかもしれない状況を、喜ぶ親がいるか、と悲しくなる。本気でそう思っているとしたら、洗脳って恐ろしい。もう、そんな時代が二度ときませんようにと、願うばかり。評価 ★★★☆☆

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