じゃばのひまつぶし

2つの未練・・・重い思い 

2023年11月12日 ナビトモブログ記事
テーマ:暮らし・生活

車検で2日間、車がない機会にガレージの棚の改造と大掃除をした。3年前に車を買い替えた時に、少しガレージに余裕ができて、室内のものを整理しながら移した。単にガラクタの置き場所が変っただけ。それ以来の整理。
ガレージには、非常食や畑の資材、日曜大工で残った端材が多いが、捨てきれなかった「未練」が2つあった。

1つは「餅つき機」、タイガー魔法瓶製。これは我々の結婚前から家内の母親が使っていたもので、母親の死で引き取った遺産。2年前の年末に家内が転んで手首を骨折したときに使うのをやめたが、それまでは毎年使っていたから50年以上働いていた。実際に使うのは年に1,2回だから実稼働時間は少ないが、それにしても50年も使う電気製品はまずない。それだけ日本の製品は信頼性が高いということ。

使う場合は、恐る恐る電源を入れて、発火や煙が出ないか、異音がしないか1時間位様子をみてから使っていた。大昔の製品なので図体も動作音も大きいが、ちゃんと動いてくれた。

今は、もう怖くて電源を入れられないし、サトウの切り餅に変ったので、不要。だが、家内には愛着があって捨てられないまま。ようやく一大決心で、市の年末の粗大ごみ整理を予約して捨てることにした。長年お世話になりました。(今年はタイガー社100周年とのこと、骨とう品的な餅つき機を引き取ってくれないかな)

2つ目はパソコンの「マックPlus」、アップル製。買ったのは阪神が日本一になった38年前。当時、1ドル250円位で2000ドル位の価格。Excelが使いたくて、家内を拝み倒して買った。画面は白黒の9インチで、今のタブレットよりも小さい。日本に持ち帰って電源の修理をし、10年位使ったが、Windows95が出て、競馬ソフトを作るためにマックとは縁を切った。もう捨てたつもりでいたが、業者から捨てるのに4,5千円かかると言われて、未練でガレージに置いていた。

これを捨てるには業者に頼むが、もっと高くなってるかもしれない。家内が宝石や酒の買取店に聞いてみると言う。家内はこういう店を冷かすのが好き。壊れていても買ってくれるなら御の字だが、メルカリを見ると何台か売り出されている。メルカリを登録してみるか。ダメならまたガレージに置いておくことになりそう。

過ぎた愛着はいつか重荷になる。骨とう品としても重いが、心にも重い。

(写真1:餅つき機。2018年12月に動いた時の写真。2:マックPlus一式と収納バッグ。2017年2月撮影)



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